日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

眩しい春


 17日は、鹿児島、熊本、佐賀、名古屋、横浜の気象台で桜の開花が発表された。九州で開花が発表されていないのは大分だけだ。桜前線が一気に北上してきているように感じる。我が家のすぐ前にある短い桜並木の桜を見ると、15日にはまったく開いていなかったのに、16日は一輪か二輪、17日は十数輪開花していた。


 桜だけではない。やはり、すぐ近くにあって、日々買い物に行く途中で、観察している辛夷、それにユキヤナギが一気に賑やかな状態になっている。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、その春彼岸の中日を迎える前に春は一気に輝きだしたようだ。


 思い出すのは例年の三月のことだ。去年のことはさておいて、一昨年前まではどうだったかというと、なかなか暖かくならなかったのだが、春分を過ぎて、少し暖かくなり、桜は徐々に開き始めるという感じだったように思う。


 昨年は東京で14日に開花、観測史上最も早い開花だった。この日は同時に雪も降るという奇妙な天気だった。また、東京では開花したものの、我が家の近くの桜はなかなか開花せず、それどころか、コロナウィルスのせいで、3月から自粛生活が始まり、どうにも暗い気分になっていた。


 さて、それが、今年はこの勢いだ。季節の巡りが昨年から早回しされているようだ。いつも通り来てくれたらいいのにと言いたい気分だ。ともあれ、明るい春の陽光に、明るい辛夷やユキヤナギの白い色、生活とは対照的で少し眩しすぎる。


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