日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

眠る猫


 タイトルを「眠り猫」としたかったけど、左甚五郎の眠り猫と勘違いされても困るので、「眠る猫」とした。


 散歩兼買い物に、家を出て、千歩も行かないところで、原っぱに眠っている猫を発見して、写真に撮った。二、三枚、撮ったが、起きる気配がない。


 ぼくが少し歩いて移動したら、猫も顔を少し動かして、ぼくに顔を向け、片目を少し開けて、薄目でこちらを見たようだ。


 目が合った。じろりと睨むように見ている。さらに移動すると猫もさらに顔を動かして、薄目のままで、こちらを見ている。


 よほど眠いのだろう。体は動かさず、顔だけ動かして、こっちの様子を見ている。世の中、大変だけど、猫の世界はおだやかでいい。


 だが、待てよ!ぼくも夕ご飯の後、母から声をかけられても、こんな感じで薄目を開けて、母を見ているような気がする。似たようなものだ。


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