一年一昔
今年も残り2ヶ月だ。「十年一昔」とは昔からよく言われてきたことばだが、最近は「三年一昔」とも言われるようになっていた。それが、2020年の場合は、もう「一年一昔」と言うほかないようだ。生活習慣は大きく変わったし、新しいものも登場してきた。
昨年の今ごろは、それほど多くはなかったマスクや手洗い、消毒の習慣などが生活のなかにしっかりと根付いてきている。それから、ソーシャルディスタンスとか、建物入り口での検温、消毒なども習慣化してきた。
引きこもり生活の影響で、インターネットもよく使われるようになった。ネット通販はいっそう流行し、一部では行われていただろうリモート会議なども生活のなかに浸透してきたように思う。
また、一年前にはあって、今はないものも多い。満員の観客が見守るプロスポーツのゲームやライブコンサート、花火大会、大勢が集う各種パーティー、観光地に溢れる外国人など。これらが復活する可能性は十分あるが、いったい、いつになることやらわからない。
ともあれ、これからどうなるのか、先が見えない時代がまだまだ続きそうだ。慌てることなく、流行に流されることなく、じっくりと世の中の流れを見ていきたいと思う。