太陽が見えない!
〈アベリア〉
6月の月末以来、ほぼ3週間、ぼくは太陽も月も見ていない。空は、毎日24時間、黒または灰色の雲に覆われたままだ。雨は断続的に降り続いている。
梅雨は平年、6月8日から7月21日までおよそ40日あまり続くのだが、一昨年2018年は6月末に梅雨が明けた。あの時の記憶があるせいか、今年は梅雨がとても長く感じる。ただし、2016年は6月5日から7月29日という長さだった。
いずれにしても、7月20日前後は、梅雨の終わり、真夏の始まりという時期だ。しかし、週間予報によると、関東地方は来週も曇あるいは雨の日が続くそうだ。7月は一度も月も太陽も見られない月だったということになりかねない。
月が見えないのも寂しいが、太陽が見えないのはもっと寂しい。太陽は人間ばかりでなく、生き物すべてにとって、重要なものだ。これがこんなに長い間、見えないと体も心もカビ臭くなってしまいそうで、恐ろしい。
〈アガパンサス〉