日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

後続の電車が遅れております!

 「後続の電車が遅れておりますので、しばらく停車します。」というアナウンスに「何故?」と疑問に思ったのは東京近郊に住み始めた当初の事。今は理解している、間隔調整をしなければ大変なことになるということを。

 地方のさらに田舎に住んで、その地方の小都市へ通っていた時は電車の時刻表を調べてから、駅に向かう。そうでないと30分ぐらい待つことになる。それでも、10分ぐらい余裕を持って駅に着く。ちょっと、コンビニで時間をつぶしてから駅に入る。時には缶ビールを1缶買って飲みながら、電車を待つなんてこともあった。

 大変だったのは、帰宅時、家の近くの駅についた後のことだ。団地へ行くバスは一時間に1本、しかも、5時半が最終なので、電車1本乗り遅れたら、大変!合計何時間もかかる。うまくいけば、1時間ちょっと、悪くすれば、2時間以上の通勤時間になる。

 それで仕方なく、自動車免許を取り、自動車で通った。自動車も大変、山を2つ越えていく。街に近づくと、渋滞に巻き込まれ、イライラする。時間的には45分乃至1時間かかる。帰宅時がまた大変だ。仕事の疲れで、眠くなる。街を抜けたあたりで車を止めて、一眠り。結局2時間かかって帰宅ということもあった。

 今は東京の郊外に住んで、東京都心へ通ったいるが、電車もバスも本数が多い。時間帯にもよるが、どちらも3分乃至6分に1本ぐらいだ。帰りの電車の中で一眠りして、3つ先の駅で目を覚ますともあるが、上りの電車はすぐに来る。

 そんなわけで、冒頭のアナウンスだ。ものすごい数の急行電車や各駅停車の電車が細かく調整されたダイヤの中で運行している。間隔調整しないと大変なことになる。便利なことは便利なのだが、それにしても、こんなに本数が多いのに、通勤時間帯はいつも超満員名のは不思議だ。いや、これが大都市だ。膨大な数の人が1時間か2時間、中には3時間かけて、郊外と都心との間を往復しているのだ。

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