石橋を叩いて渡る
梅雨を前にして、緑がいよいよ濃くなってきたこの五月末、関東地方で、一ヶ月半続いた緊急事態がようやく全面解除になった。どこかへ出かけたい気分もあるが、まだ、仕事もないので、取りあえず、散歩の回数を増やすとか、バスか電車を利用して、どこか遠くへ出かけたい気分だ。
さて、標題にも書いたが、今こそ石橋を叩いて渡るような慎重さが大切だ。コロナ感染の警戒と同時に経済活性化を行わなければならない。沈み込んだ日本経済を救うのは政府の支援はもちろんだが、市民の慎重さと活性化ヘ向けた努力が必要だろう。
だが、一つ心配なことがある。政府は消費者物価指数が下がっているというが、このごろ、スーパーへ行ったら、野菜や魚など食料品の値段が以前の1.5倍から2倍になっているように感じることだ。これじゃ消費は伸びないだろう。
一般的な庶民は、収入が減っている。野菜や魚を食べたくても、高くて手が出ない。また、大変な状況のレストランや食堂、旅館を助けたくても、使う金がないのだ。
さて、こんな状況で、何が出来るのだろうか。消費を減らして、少しでも楽しむしかない。自然の豊かな所へ出かけて、心慰めるほかない。それも、石橋を叩いて渡るように慎重にしなければならない。それ以外、何をすればいいというのだ。