孤鳥!
買い物に行く途中の道、コロナのせいか、どこもかしこも灰色のよどんだ空気に包まれていて、時折、老人たちとすれちがう。
灰色の空と枯れ木の世界には、小鳥はおろか、カラスさえも見えない。
帰り道、銀杏の並木の上から、かわいらしい小鳥の声が聞こえてきた。見上げると、高い銀杏の枯れ木の上、一羽の小鳥の姿。仲間を呼んでいるのか、一羽の鳥がほとんど動かず、鳴いている。
今、仕事をなくした人たちも泣いている。真に賢い人たちは嘆いている。ただひたすらに世界の安穏を祈るほかない。
買い物に行く途中の道、コロナのせいか、どこもかしこも灰色のよどんだ空気に包まれていて、時折、老人たちとすれちがう。
灰色の空と枯れ木の世界には、小鳥はおろか、カラスさえも見えない。
帰り道、銀杏の並木の上から、かわいらしい小鳥の声が聞こえてきた。見上げると、高い銀杏の枯れ木の上、一羽の小鳥の姿。仲間を呼んでいるのか、一羽の鳥がほとんど動かず、鳴いている。
今、仕事をなくした人たちも泣いている。真に賢い人たちは嘆いている。ただひたすらに世界の安穏を祈るほかない。