日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

ヘイト・クライム

 トランプに世界中がノーを突き付けている。移民国家が移民を他民族を排除している。さらに、アカデミー賞でもイラン人監督が授賞式に出られないという話を聞くと、差別者である彼は大統領である以前に人間として尊敬できない人間だ。


 自由の国アメリカにオバマ大統領が築いたものをぶち壊し、拷問復活を、そして、博愛平等の精神をも打ち砕き、差別を助長する。リーダーが差別をし始めたら、国民も差別を平然とするようになる。


 イスラム教徒を罵り、暴力を振るう一般市民、まさに、ヘイトクライムを助長しているのだ。アメリカに、いったい何が起こったのだと思う。いやいや、世界がこういう風に自国ファースト、差別を助長する傾向に傾いているのかというと、そうでもない。


 「自由、平等、博愛」( リベルテ、エガリテ、フラテルニテ)という標語を掲げる、フランスのオランド大統領は、28日、電話会談で難民受け入れを120日間停止するというトランプ大統領を批判したという。


 ドイツのメルケル首相は、「テロとの戦いは、人を出身や信仰でひとくくりにして疑うことを正当化しないと確信している」とした。彼の人種差別的な政策や難民受け入れ拒否等の政策に対して、メディアやIT業界、それにハリウッドからも批判されている。


 日本を嫌い、民族差別を続けているトランプ。彼を応援する40%ぐらいのアメリカ国民たちは、これから、彼と同じような言動に走るかもしれない。本当にヘイト・クライムが今後、自由の国アメリカの各地で起こる可能性がある。そうなったら世界の標準がすっかり変わるようで恐ろしい。

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