重たい空!
昼はよく晴れていたが、夕方になって、急に暗くなったと思ったら、黒い雲が山の上にも、丘の上にも、街の上にも覆いかぶさっていた。
どうにも重苦しい気分が抜けない。何だか不安になって、日が暮れていく。このところ、まったく不安のない一日がない。
不安が全くない一日を迎えたいものだが、そんなことは無理だ。人生そのものが不安の塊のようなもので、誰もがそんな不安を抱えて生きているような気がする。
明日を思い、遠い未来を思えば、抱かざるを得ないものだ。人生とは不安の中にあって、それなしには味わいようがないものなのだろう。