前立腺肥大
日曜日の夜から突然、残尿感と頻尿が続き、一睡もできぬまま、月曜日の朝を迎えた。月曜日、頻尿のまま過ごしたが、夜寝られなかったらどうしようと思い、夕方「ボーコレン」という薬を薬局で買ってきて、飲んだ。ところが、その後、排尿が突然止まった。
月曜日の夜は膀胱が膨らみ、尿意はあるのに、尿が出ない。そのまま、朝まで我慢して、火曜日の朝、病院に行くつもりだったが、とにかく寝られない、苦しい夜を過ごして、朝7時ごろ、尿意と膀胱の苦痛に頭痛も加わり、もう耐えられなくなって、119番に電話した。救急車に乗るのは20歳の時以来だ。
15分ほどで病院についた。先生が言うにはとにかく尿を抜き取りましょうといって、尿道に管を差し込まれた。排尿袋に尿が少しずつたまっていく。ずいぶん楽になったものの、血液検査をして、点滴を受け、さて医師の診察を受けるまで1時間ほどまたなければならなかった。診察室の前で、しばらく待ち続けた。待合の廊下には人が多かった。おじいちゃん、おばあちゃんが大半だ。
それにしても、明日かあらこんな袋を下げて仕事はできないと思っていたら、診察後、簡易化してくれた。またエコー検査で前立腺が肥大していますという。膀胱が尿道に尿を出す所を取り巻く前立腺。ここが肥大すると、尿が尿道へ行かなくなる。痛みは撮れないが、来た時よりはだいぶ楽だ。医師は処方箋と次回の予約を取ってくれた。それをファイルに入れて、受付に持っていく。
前回、病気になって病院に行ったのは何年も前だ。慣れないシステムにどまどいながら、料金を払い、病院を出た。処方箋は病院の外にあるどこの薬局へ持っていってもいいという。こんなのも初めてだ。それに薬局はいくつもあって、どこに入ればいいのか悩む。
とりあえず、病院の向かいにあった薬局で処方箋を示す。だが、他の人たちは処方箋を機械に入れて、番号札を受け取っている。これも初体験だ。三種類ほどの薬をもらって、薬局を出た時、自分がどこにいるのかわからなかた。スマホで調べ、駅に向かった。初めて利用する駅だ。青空がまぶしい。そこから、電車とバスを乗り継いで帰宅。12時を過ぎていた。