地震火事台風!
今恐ろしいのは何と言えば、「地震雷火事親父」ではなくて、「地震火事台風」だ。
今日の地震もちょっと恐ろしいと思ったが、今後一週間、同程度の大きさの地震が起きるかもしれないというニュースを聞くと、さらに不安になる。ぼく自身の不安ではなくて、地震による周囲の不幸が心配なのだ。
不安なのは地震だけではない。人災による火事が頻繁に起こっている。この冬、乾燥した空気の中、火事が起きやすくなっている。自分が注意していても、周囲の人の原因で火事が起こる可能性もある。これは不安だ。
それから、天候異変の影響か、今年は台風が初めて北海道へ二度上陸した。色々な意味で不安の広がったこの一年だった。それどころか、これから数日間の間に天変地異が起こるかもしれないという不安もある。
僕自身はそういう天変地異を受け入れる覚悟はある。しかし、それが家族や友人に及ぶとことを考えると不安になる。異常気象の中、何が起こるかわからない世界、杞憂という言葉が、今、本当に杞憂に終わらないような気がしてならない。
平安時代、西行が無常を感じて出家したというが、その当時のことを想像すると、それに近い不安が世界を覆っているような気がする。何が起こるか、何が起こっても動揺しない覚悟が必要なのだと思う。
何はともあれ、平常心で何事にも対応し、ただただ世界の平和を願うよりほかにどうしようもない。諦めの境地こそ今必要なのかもしれない。