暴風雪のクリスマス!
テレビのニュースを何気なく聞いていたら、「北海道でぼうふうせつ」と言う。「『~せつ』って、何節?」と思って、テレビ画面を見たら、「暴風雪」と字幕が出ていた。辞書によれば、「激しい風を伴った降雪」とある。
詳しく聞けば、札幌でホワイトクリスマスならぬ「暴風雪」のため、交通機関が寸断されているということだ。新千歳空港では全面閉鎖となり、六千人が足止めされているとか。また札幌で12月に90センチ以上の雪が積もるのは50年ぶりだそうだ。
そう言えば、ちょうど一か月前、東京都心で初雪が降った。関東地方に住んで、11月に初雪というのも記憶にない。調べてみたら、54年ぶりだそうだ。また、都心の積雪は観測史上初めてだそうだ。
今年は、スポーツ界で、何年ぶりとか史上初とかいう記録が出た。カブスのワールドシリーズ優勝に至っては108年ぶりだという。今年は「数十年ぶり」とか「史上初」という言葉があちこちで聞こえた年だ。
「ぶり」も「初」も、スポーツ界なら、めでたくていいが、天気の場合は、不気味だ。地球は大丈夫だろうかと不安になる。そのうち、数億年ぶりの氷河期なんていうのが起こらなければいいがと思っている。