日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

赤い靴履いてた女の子!


 先日、母とドラマを見ていて、横浜山下公園の赤い靴を履いた女の子の像が出て来た。母の言葉に驚かされる。「これはどこ?」というのだ。
 山下公園は何回も行っている。二人で赤い靴を履いた女の子の像も見ている。だけど、母の記憶にはないらしい。
 「よし、明日は山下公園に行こう!」と母に言って、次の日、ぼくらは、横浜山下公園に行った。
 母は山下公園の赤い靴を履いた女の子の像の前にたどり着く前まで、「どこにあるの?」と懐疑的だったが、像を見て、思いだしたようで、「来たことがある」と言う。
 母の記憶は最近どんどん壊れつつある。三井と三菱の区別もつかない。餃子と焼売の区別もつかない。ビールと焼酎の区別もできない。そんな母をなおさら大事にしたいとぼくは思っている。


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