大雪!
今日は日中暖かかったのだが、教室では窓の隙間から風が吹き込んで、ゴーゴーだとかビューだとかすごい音がしていた。同じ階の隣の教室の先生に聞いたら、そんな音はしていないという。何故か考えたら、そう私のいた教室は北側に窓があるのだ。帰り路、バスを降りて歩いていたら、北からの寒風が吹いて、肌寒かった。いよいよ北風小僧の寒太郎がやってきた。
今日12月7日は「大雪」だ。「大雪」といっても、「おおゆき」ではない。二十四節気の一つ「大雪(だいせつ)」だ。二十四節気のうち冬は次の六つがある。
・立冬(りっとう)2016年11月7日
・小雪(しょうせつ)2016年11月22日
・大雪(だいせつ)2016年12月7日
・冬至(とうじ)2016年12月21日
・小寒(しょうかん)2017年1月5日
・大寒(だいかん)2017年1月20日
これから大雪、冬至と冬の真ん中に向かっていく。冬が来たと思う。きりきりとした冬、心を引き締めざるを得ない冬。高村光太郎の「冬が来た」を思い出す。
冬が来た
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった
きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
僕に来い、僕に来い
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た
(高村光太郎『道程』)
2月4日の立春(りっしゅん)まで、およそ60日、きりきりともみこむような冬、人に嫌がられる冬が続く。