紛らわしい言葉
「イクラの軍艦」と「イラクの軍艦」、「お食事券」と「汚職事件」など、日本語には紛らわしいことばが多い。
日本人からしたら、紛らわしくはないが、日本語を勉強する外国人にとっては大変な言葉もけっこうある。
例えば、橋と箸、柿と牡蠣、桃と腿など高低アクセントによって区別される言葉がある。
だが、外国人にとって、いちばん難しいのは長音と短音、拗音の有無、清音と濁音の区別だ。たとえば、文章と文書、病院と美容院、韓国と監獄などだ。
だが、もっと紛らわしくて曖昧なのがある。日本人でも時々困るのが、「けっこうです」と「いいです」。いいのかどうかわからない。これは何ともしがたい、曖昧なことばだ。