石蕗!
昨日の仕事帰り、花はないかと道ばたを眺めながら歩いていたら、この黄色い花が目に止まった。朝晩の寒さが目立つようになってきた立冬のころ、明るい色を添えてくれるのはうれしい。いったい名前は何だろうと思って図鑑を調べてみると、「つわぶき」とあった。その途端に思いだした。ロクさんのブログで昨日見かけた石蕗だ。図鑑には「葉に光沢があり形が蕗ににていることが名前の由来」とあった。ロクさんのブログには詳しく載っている。
それにしても歩きながら、花々を愛でるのは楽しい。季節の移り変わりを感じることができる。図鑑によると、10月、11月、12月に見られるとある。季節としてはぴったりだ。ウィキペディアを調べると、いろいろ面白いことが書いてあった。
「石蕗の花(つわのはな)」は、日本では初冬(立冬から大雪12/7ごろまで)の季語となっているそうだ。ちょうど11月8日に発見したこの石蕗。俳句の季語にあることば「つわのはな」、これは俳句をひねりたいものだと思った。能ある鷹は爪隠すというが、ぼくは隠す爪もないから、何も書けない。
もうひとつ面白いと思ったことがある。ぼくは森鴎外が好きで、島根県津和野(つわの)に行ったことがある。ウィキペディアによると、あの津和野の地名は、「石蕗の野(ツワの多く生えるところ)」が由来となっているらしい。さらにもう一つ、学名は"Farfugium japonicum"とある。日本に関係があるのだろうか。