タブー!
テレビ朝日の「それってタブー?」という番組を見た。テレビ業界が取り扱わないような話題を敢えて取材し、報道する番組だ。今日は「パチンコ」「不動産業」「風俗店」の三つを題材にしたが、ぼくが一番興味を持ったのは「パチンコ」だ。
以前、ある男性がパチンコで数万円負けたことが原因で、同じアパートの住民宅に盗みに入って、その結果、女性を殺してばらばらにしたというニュースがあった。ニュースではパチンコ店の店主が彼は毎日のように来て、5万円、十万円と負けていたという映像が流れた。
そんなニュースがあっても警察はパチンコ店を取り締まらないのはなぜだろうかと疑問に思っていたところへこの番組だ。ぼくにとっては興味津々の番組だ。番組では、パチンコ業界を取り仕切る人や警察庁長官にまで質問をしていた。だが聞けば聞くほどおかしな世界だと思った。
パチンコ業界のトップの人は、景品交換所とパチンコ店は関係ありませんという。しかし、パチンコ屋で出した、金に交換できる特殊景品が景品交換所から、回り回って、パチンコ屋へ戻ってくるのは明らかだ。この点、どう考えるのか、警察庁長官は何も答えていない。
パチンコがいろいろな悪の火だねになっていることは明らかだ。僕自身、パチンコにはまって、犯罪に走るか、自殺するかという選択肢に追い込まれたことがある。たまたま友人に救われたが、本当に死ぬ寸前まで行った。パチンコで今日大勝してもほとんどの人は必ず吸い取られるのは間違いない。それが犯罪を助長しているのだ。どこの駅前にもあるパチンコ屋、これは日本の大きな恥だと思う。違法ギャンブルが大手をふるう国、日本。
警察はギャンブル規制法を変える必要があると思う。そうしなければ、今違法だとして取り締まられている、花札賭博やルーレット賭博だって、パチンコと同じ手法を使えば、違法ではなくなるということになるではないか。もしぼくが違法とばくを利用して金もうけをしようと思えば、ゲーム機だけのカジノを作り、景品をわたし、その景品を別の業者が買い取り、それを卸業者に売り、また買い戻す。そんなシステムさえ作れば、違法じゃないというのだからたまげたものだ。
かつてのやくざが開いていた賭場を彷彿させるパチンコ店。さっさと取り締まってほしいと切に願う。東京オリンピックの前にこんな恥ずかしい店を消してほしいと切に願う。もう恥ずかしくてしょうがない。パチンコの宣伝をしている芸能人たち、犯罪者を増やす手伝いをする彼らには、さっさと芸能界から消えてほしいと切に願う。もう一つ願うのは、競馬、競輪などの公営ギャンブルも同じだ、このため会社をつぶす人もいる。家庭を破壊する人もいる。
一攫千金などを夢見てギャンブルをする人たちのうち90%以上は失敗していると思う。そうでなければギャンブルの業者はもうからない。失敗した人たちのその後の不幸は悲惨なものだ。ギャンブルをやってみたいと思っている若者たちには、ギャンブルの危険性を考えてほしい。ぜひとも着実に働くことを考えてほしい。