4袋入りで298円のレトルトカレーを買ってきた。安いが、結構濃厚でおいしい。安くておいしいのが一番だ。

　先日、某テレビ局の散歩番組を見ていたら、一人分何千円とかいうレトルトカレーばかりを売っているレトルトカレー専門店の店を紹介していた。散歩番組は大好きだが、そんな店に入っていくなんて、庶民を相手にしていないのだと思う。

　こんな番組でも見るが多いのは、やはり金持が多い、あるいは舌が肥えている人、いわゆるグルメ大好物の人が多いということなのだろうか？いや、そうではないと思う。おそらく、金持も見ているだろうが、それより、舌が肥えていなくても、金があるから、あるいはなくても、ただ食べたいと夢を見る人、あるいは見栄を張って時々食べている人たちが大勢いるのだろうとつい邪推してしまう。

　わたしの場合、最初から相手にしない。こんな番組とはもうおさらばだと思いつつ、もしかしたら、豊かな自然や、安くておいしい店を紹介するかもしれないと思って、ついチャンネルを回してしまう。期待はほとんどの場合裏切られる。高い店を紹介し、数千円を払って、おいしいと連発する。

　レトルトカレーは本来、100円前後で十分なのだ。それで飽き足りなければ、カレー専門店に行けばいい。それを何と店で食べるよりも高いレトルトカレーなんてありえない。もしも、数千円のカップラーメンがあったら、どうだろうか、食べる人はただの贅沢者に過ぎないと思う。