日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

朝のラッシュ!

 わたしはこの二年ほど、2時ごろ就寝、朝10時起床という生活をしている。起床後は少しゆとりをもって10時半ごろ家を出て、12時には職場に到着。1時から仕事をしている。


 3年前までは約5年間、ずっと、正社員として、昼1時から夜9時までの仕事を続けてきた。だが、約3年前、腰を痛めて、会社を辞めた。それから、腰のことを考えて、時間講師を探した。ただ、東京まで1時間から1時間半かかるし、朝のラッシュにあったら、腰の痛みを抱えて仕事をすることになる。それに、ずっと昼から夜の仕事を続けてきて、急に習慣を変えて、朝から仕事に出るのは大変だ。


 ということで、今は月曜日から金曜日まで5日間、午後だけの仕事をしている。収入は少なくて、ちょっと苦しいが、節約生活をして、何とか生計を立てている。ところが、今日は久しぶりに朝からの仕事だった。8時に起きて、準備をし、8時半ごろ家を出て、電車に乗る。電車はまだラッシュが続いていた。以前一度経験した8時ごろのラッシュはすごかった。足はあちら、頭はこちら、カバンは向こう。


 それだけではない。吊革につかまっていたのだが、左側にいた男性のほうから音楽が聞こえてくる、イヤホンをしているものの、音漏れが大きいのだ。体が揺れて、こちらに顔が近づいてきたとき、ガンガン聞こえてくる。顔を見ると、30歳前後の男性、スマホの画面を見ながらにやにやしている。左耳を腕に載せてふさいだが、右側の男性の方から、音楽が聞こえてくる。両耳に異なるジャンルの音楽が聞こえてくる。両耳をふさごうとしたが難しい。こんな時はイヤホンをしたほうがいい。そうだ、明日からはイヤホンをカバンに入れておこう。


 そう思いながら我慢していたが腰の痛みを耐えながら、さらに音漏れに耐えるのはつらい。仕方なく音の大きいほうの左側に言った。「すみません、音漏れしています。」だが、聞こえない、顔を近づけて「音漏れ」というと、その男性は「すみません!」と言って、イヤホンを外した。後はスマホを見ながら、だまっていた。


 車で通勤していたときは、自分だけの世界に入れたが、このひどい通勤ラッシュはまるで混雑する銭湯にいるような気分になる。いやなものが目に入る。臭いものがにおう。聞きたくない音が聞こえる。触れたくないものに触れる。五感ごとごとくが受けたくない刺激を受ける。五感だけではない。ゴホンゴホンという音も聞こえる。空気までが嫌な刺激を与えてくる。夕方なら我慢できる。我慢できても、家に帰ったときは本当に疲れている。ただ、朝のラッシュだけは一日のことを考えると耐えがたい。何とかならないものかと思う。

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