今、日本のプロ野球（ＮＰＢ）では、北海道ファイターズと広島カープの間で日本一を争って、日本シリーズを行っている。広島がホームで2連勝したが、これからは北海道ファイターズがホームで3連勝するかもしれない。面白いところだ。

　今年、2016年は、ファイターズの大谷翔平選手が投手と打者の二刀流を見事にこなして注目を浴びた。また、カープの鈴木誠也選手が大活躍して、「神ってる」という流行語まで生み出してかなり注目された。どちらも22歳。これからのプロ野球界を背負っていく選手だ。

　他にも注目される選手はいる。広島の黒田選手、新井選手、田中選手、菊池選手、丸選手、エルドレッド選手、投手のジョンソン選手もすごい！また、ファイターズの中田選手、レアード選手などもすごい！それでも、若さの点で、22歳の大谷選手と鈴木選手には、注目度においてかなわない。

　こういう若い選手が活躍すると、心配になることがある。近いうちにアメリカのメジャーリーグ（ＭＬＢ）に行くんじゃないかと。おそらく行くのだろう。日本のプロ野球選手はいつもアメリカメジャーリーグにあこがれている。日本のプロ野球リーグはまるでＭＬＢの下部リーグに相当するようだ。

　ワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）では、日本の方がアメリカよりも強いという意見もある。しかし、ＷＢＣにはＭＬＢのトップ選手は出ていない。もしもだが、メジャーリーグの選手も参加して、世界大会をすれば、いったいどこが勝つのか。これは面白いと思う。

　また、メジャーリーグのワールドシリーズを制したチームと日本シリーズを制したチーム、韓国のリーグを制したチームが戦えばどうなるだろうか。サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグのようなリーグ戦があればもっともっと面白くなると思うのだが、どうだろうか？

　そうなれば、おそらく、メジャーが世界一という神話は崩れる可能性もある。そして、日本のプロ野球も世界ナンバーワンのリーグになる可能性もある。問題はアメリカのメジャーリーグはそれを許さないということだ。メジャーの選手をＷＢＣに出さない理由もそこら辺にあるのだろう。ＭＬＢにとって、ＭＬＢ＝世界一ということを奪われないことが大事なのだろう。