日々是好日

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

出歯亀の語源

「出歯甕(でばかめ)」とはのぞき見する人、または「痴漢」。英語で"peeping Tom"にあたる。
 この語源となるのが、今から110年前の3月22日に発生した事件が語源だ。この日、出っ歯の池田亀太郎(35歳)という女湯のぞきの常習犯が現在の東京大久保村(新宿区大久保)で人妻(28歳)を強姦殺人したという事件だ。
 13年間服役した後、60歳の時、またのぞき見をしているところを警察に捕まり、新聞に「老痴漢捕まえてみれば<出歯亀」と載せられたこともまた「出歯亀」の後を定着させたのかもしれない。ただし、亀太郎は実は冤罪だったという話もある。
 今日、「でばかめ」を辞書で調べたところ、『デジタル大辞泉』には載っているが、『明鏡国語辞典』には載っていない。110年経って、そろそろ死語になるのだろうか。