深まる秋
九月晦日、今年半袖を着るのは今日が最後!この一週間は夏とも秋とも定めがたかったが、いよいよ今日で夏とは決別、明日からは秋が深まっていくことだろう。そんな予感がする今日の天気だ。
秋といえば、秋の夜長、秋晴れ、天高く馬肥ゆる秋、紅葉に黄葉など想像される。比喩的に人生の秋なども考えてしまう。
もう一つ何気なく浮かぶのが百人一首の一番目の歌。
秋の田のかりほのいほの苫をあらみわが衣手は露に濡れつつ 天智天皇
秋の田を見張りする小屋の屋根は苫が粗いので衣の袖が濡れたという。天皇が農民の気持ちになって歌ったのか、今の天皇と重なるところがあるような気がする。