インベーダーゲームが誕生して、40年になるというニュースを見た。

　インベーダーゲームには完璧にはまった。毎日のようにやっていた。おかげで仕事にも支障が出たことを覚えている。仕事には準備が必要だが、ゲームに夢中になりすぎて、準備不足になることがしばしばだった。

　ひどいのは友達と二泊三日のスキー旅行に行ったのだが、朝から晩まで、ホテルのロビーにあったインベーダーゲームをやり続けて、とうとう、スキーせずじまいで帰ることになった。しかも、お金も不足して、友達に借りるというおまけまでついてきた。

　本当に馬鹿だった。はまりやすい愚か者だった。しばらく前には「ソリティア」にはまりかけた。恐かった。はまったら、抜け出ることができない。まさにやばいと思いつつ、時間を決めてやっていた。それでも、仕事に影響が出る時がしばしば。それで、一切断ち切った。

　ゲームの宣伝を見ても、はまった時の怖さを思い出して、誘惑に負けないようにしている。今は、とにかく、テレビゲームとかインターネットのゲームには絶対に近づかないようにしている。ぼくは、今も、青春時代の取り返しのつかない大切な時間を無駄にしたと後悔している。

　若者よ、若い時の時間は貴重だ。二度と戻らない。時間泥棒は、毎日、君たちのスキをうかがっているんだ。油断大敵だ！