日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

石楠花


 春が深まるこのごろ、出かける日が減っている。できるだけ節約するというのもあるが、だんだん、出かけるのがおっくうになっているというのもある。


 ほとんど、家にいて、TVを見たり、料理したりするだけの日が増えている。上の写真は三日前に出かけた時に見た石楠花だ。賑やかで、春らしい花だ。


 明るい石楠花を見ていると、春を感じる。例年だと、春はあちこち出かけて、季節の変化を楽しんでいるが、この春は半径二キロ圏内に閉じ籠っている。


 今、鴨長明の『方丈記』やソローの『森の生活』を思い出している。多くの人と交わる必要なんてない。これでいいのだと思っている。


紫の花

<シバザクラ>


 コロナ後の世界が来ている。
 世界は面白くなるだろうが、
 ぼくはしたいこともなくて、
 ただ近所を散歩するだけだ。
 道端に咲く紫の花を見ると、
 明るい希望を少しは感じる。
  

<トキワマンサク>


<サクラソウ>

四月のイロハモミジ


 詳しいことはよくわからないが、ニュースによれば、イロハモミジも花が咲き、実がなるという。
 ニュースを見た翌日、近所のイロハモミジの木を見に行った。緑色のモミジの葉の先に赤いものがひらひらとしていた。
 どれが花なのか実なのか、よくわからなかったが、モミジにこんな時期かあるということを知っただけで、うれしい。
 それにしても、時間が慌ただしく流れていく。コロナの3年間、ロシアのウクライナ侵略戦争が始まって、一年あまり、著しい物価高騰は今も続いている。
 いろいろなことが起こる中、季節が移りゆく。もっと穏やかで豊かで、おもしろい世の中であって欲しいと願うだけだ。
 

パンジー


ちょっとおじさんの顔に見える。
青や黄や何色かが混じっていて、
それぞれが豊かな表情に見えて、
自然は面白いと思わせてくれる。


四月の花


 二、三日前、お寺に行くと、シャガがいっぱい咲いていた。もう、そんな季節なんだ。梅の二月、桃やコブシの三月はとうに通り過ぎてしまった。


 桜はどうかと言えば、東北、北海道ではこれからだろうが、関東地方ではそろそろ終わりだ。今週末は遅咲きの桜と花筏を楽しむことになるだろう。


 季節は移っている。ツツジやシャガといった四月の花がいっぱい咲く季節が来た。ふと気づけば、夏はもう目の前に来ているようだ。


 昨日はハナミズキも見られた。ツツジやシャクナゲも美しく咲いている。何だか、四月の花が出そろったようだ。


<ハナミズキ>


<辛夷>


<赤いツツジ>


<紫色のツツジ>


<ドウダンツツジ>