日々是好日

無知による思い込みが偏見を生み、人間の持つ煩悩が憎悪を生む。

「鬼」

 71年前の今日は戦争に原爆が使われた最後の日だ。最初が8月6日の広島、最後が三日後の長崎。この原爆だけではない。横浜も東京もその他の大都市が空爆を受け、多くの市民が殺された。沖縄戦でも軍人ばかりではなく多くの市民が殺された。


 そうしたすべての残虐極まりない行為は人間の行うことではない。人間であることを忘れた者たちの行為だ。戦争も殺人も非人間の行為だ。相模原で障害者が19人殺された事件も非人間の行為だ。


 「鬼」ということばがあるが、「鬼」とはまさにそうした非人間のことだと思う。国家あるいは集団が「鬼」と化して戦う時、人間のルールは無視され、一人ひとりが鬼とならざるを得ない。「野火」という小説はその鬼と人間の狭間で苦しむ人の姿を描いたものだ。


 きょう、核のない世界を祈る。そして、人間が人間であることを忘れないことを祈る。人間の根本は「不殺生」だ。生きるために動物を殺しても、この根底には感謝の心がある。それが「いただきます」という言葉だ。感謝の心で動物の命をいただくのだ。戦争も殺人も憎悪の心で行われる行為であり、それが「鬼」を生むのだ。

おかしな日本語

 テレビの料理番組を見ていたら、「おろし醤油をおろします!」という言葉を聞いて、少し違和感を感じた。


 というのは日本語を教えていて、「お湯を沸かす」という言葉を教える時、外国人が違和感を感じるというのを聞いたことがあるからだ。中国語では「開水」という。日本語で言えば、「水を沸かす」という意味だ。


 考えてみてほしい。「お湯」はすでに沸いている「お湯」だ。それをさらに沸かしたらどうなるのだろう。同じように、「おろし~をおろす」という言葉にはちょっとびっくりした。


 中国人はこれを不思議がるのだが、中国語の中にも似たような表現がある。「餃子」は包んだ結果の完成品だ。だが、中国では「餃子を作る」ことを「包饺子」という。これでは「餃子を包む」だ。出来上がった餃子を包んだら、どうなるのだろう。


 世の中にはおかしな表現であふれていると思う。だが、それでいいのだ。ただ、それでも気を付けていくことは大事だと思う。


 ただ時々気を付けてほしいと思うこともある。先日、日本男子柔道で連続銅メダルを取った選手のことを、NHKのアナウンサーだと思うが、「連覇した」と表現した。それはないだろう。連続銅メダルが連覇とは言えないはずだ。


 日本語は難しい。だが、それを美しく保持することを努力しようとする人たちが多くならなければ、日本語はどんどん乱れていく。これは放送局などの使命だろうと私は思う。

天皇のお言葉

 「既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。」


 天皇陛下は昭和8年(1933年)にお生まれになった。そして昭和64年(1989年)1月7日即位。元号は平成と変わった。以来28年足らずの期間に多くの事件があった。


 災害があり、世界ではベルリンの壁崩壊、ソ連崩壊、アメリカの同時多発テロ、自衛隊イラク派遣、カンボジア派遣、世界同時不況などの事件があった。


 国内ではバブル崩壊、オウム真理教事件、阪神神戸大震災、東日本大震災、熊本地震などいろいろな事件があった。


 そればかりではない。インターネットおよび携帯電話の普及などにより時代は大きく変わってきた。


 そんな28年間の間、天皇陛下は被災地や太平洋戦争の犠牲となった国を訪問したりしてきた。さまざまなところで象徴天皇として、国内外に多くの影響を与えてきた。明治以来、生前退位はない。それを初めて行いたいというお気持ちだ。ただ、皇室典範によれば、そういう制度の改定をする権限もない。だから、「お気持ち」として発表されたのだ。


 多くの問題がある。内閣はどうするのか、退位後の名称問題、皇太子の問題など山積みだ。ただ82歳という年齢を考えれば、今、私の母は天皇陛下とほぼ同年代だ。一人暮らしもままならぬ。それでも天皇陛下として国事をこなしていくことはおそらく難しいだろう。これからは、ゆっくりと暮らして行かれることを願う。


 政府ができるだけ早く対応して、新しい制度を作ってほしいと思う。

十善戒

不殺生 むやみに生き物を殺さない
不偸盗 盗みをしない
不邪淫 男女の道を外さない
不妄語 嘘をつかない
不綺語 心にもないきれいごとを言わない
不悪口 悪口を言わない
不両舌 二枚舌を使わない
不慳貪 欲張らない
不瞋恚 怒り憎むことをしない
不邪見 間違った考え方をしない


多くの人の命を奪う大量殺戮兵器を持つ人たち、
テロにより、無辜の民を殺戮する人たち、
他国の領土を奪い取ったり、盗用を平気でする国や人たち、
不倫を何とも思わわない人たち、
選挙の時だけきれいごとを言う政治家たち、
職場で絶えず人の悪口を言い続けている人たち、
言動不一致を繰り返す愚かな人たち、
足ることを知らない人たち、
怒りや憎しみから人を殺す人たち、
ヘイトスピーチを繰り返す人たち、


すべての人たちと己自身に贈りたい!




8月6日

8月6日、
世界で初めて原爆が戦争に使われ、
大量殺戮が行われた日!


落としたのか?落とされたのか?
アメリカが正義のために落としたのか?


誰が落としたかを忘れた受身形なのか?


戦争終結に本当に必要だったのか、


アメリカでは必要だったと言うが、
日本は邪悪、アメリカは正義という前提のことば!


正邪は表裏。
喧嘩に銃など必要はない。
戦争に原爆など必要はない。