日々是好日

無知による思い込みが偏見を生み、人間の持つ煩悩が憎悪を生む。

プロ野球日本シリーズ(2)

 見事に予想通りの展開だ。カープが広島で連勝した時、多くの評論家が、広島の流れは間違いないとか言っていたが、それを聞きながら、それはないよ!日本の評論家は見る目がないなと思っていた。


 ファイターズはDH制のない試合で、いつもの戦いができないことはわかっていた。それでも1勝1敗で進めばファイターズは完全に有利な立場に立てると思ってた。それが連敗。だが、まだまだわからない。ファイターズは北海道に戻って、第三戦で何とか勝てば、勢いは戻るはず。そうすれば、3勝2敗でファイターズが優勝に王手をかけることになると予想していた。
 
 それが本当にそうなった。やはりこんなものだ。だが、これからの広島で行われる2戦は予想が難しい。ファイターズとしては6戦目で流れをそのままに勝てれば、4勝2敗で優勝だが、もし、6戦目広島がホームで観客の応援を背に流れを取り戻して勝てば、おそらく広島が4勝3敗で優勝することになるだろう。


 ファイターズが優勝するには6戦目で勢いを消さずに一気に勝利するほかないと思っている。広島はここで粘れれば、優勝する。どちらにとっても5戦目が大切だ。ということで、ファイターズはおそらく、ここで全力を挙げて勝ちにいくだろう。先発は大谷投手。第1戦の借りを返しに来るだろう。カープはそれをいかにしのいで勝利を勝ち取れるかがカギになる。


 この2チーム、どちらも好きなチームなので、少し冷静にみられる。私の予想は4勝2敗でファイターズの優勝だ。ファイターズはいい投手をどんどんつぎ込んでくるはずだ。ファイターズとしてはここで負ければ、勢いを奪われ、最終戦広島の優勝に持ち込まれるという危機感があると思う。明日の試合が楽しみだ。

朝のラッシュ!

 わたしはこの二年ほど、2時ごろ就寝、朝10時起床という生活をしている。起床後は少しゆとりをもって10時半ごろ家を出て、12時には職場に到着。1時から仕事をしている。


 3年前までは約5年間、ずっと、正社員として、昼1時から夜9時までの仕事を続けてきた。だが、約3年前、腰を痛めて、会社を辞めた。それから、腰のことを考えて、時間講師を探した。ただ、東京まで1時間から1時間半かかるし、朝のラッシュにあったら、腰の痛みを抱えて仕事をすることになる。それに、ずっと昼から夜の仕事を続けてきて、急に習慣を変えて、朝から仕事に出るのは大変だ。


 ということで、今は月曜日から金曜日まで5日間、午後だけの仕事をしている。収入は少なくて、ちょっと苦しいが、節約生活をして、何とか生計を立てている。ところが、今日は久しぶりに朝からの仕事だった。8時に起きて、準備をし、8時半ごろ家を出て、電車に乗る。電車はまだラッシュが続いていた。以前一度経験した8時ごろのラッシュはすごかった。足はあちら、頭はこちら、カバンは向こう。


 それだけではない。吊革につかまっていたのだが、左側にいた男性のほうから音楽が聞こえてくる、イヤホンをしているものの、音漏れが大きいのだ。体が揺れて、こちらに顔が近づいてきたとき、ガンガン聞こえてくる。顔を見ると、30歳前後の男性、スマホの画面を見ながらにやにやしている。左耳を腕に載せてふさいだが、右側の男性の方から、音楽が聞こえてくる。両耳に異なるジャンルの音楽が聞こえてくる。両耳をふさごうとしたが難しい。こんな時はイヤホンをしたほうがいい。そうだ、明日からはイヤホンをカバンに入れておこう。


 そう思いながら我慢していたが腰の痛みを耐えながら、さらに音漏れに耐えるのはつらい。仕方なく音の大きいほうの左側に言った。「すみません、音漏れしています。」だが、聞こえない、顔を近づけて「音漏れ」というと、その男性は「すみません!」と言って、イヤホンを外した。後はスマホを見ながら、だまっていた。


 車で通勤していたときは、自分だけの世界に入れたが、このひどい通勤ラッシュはまるで混雑する銭湯にいるような気分になる。いやなものが目に入る。臭いものがにおう。聞きたくない音が聞こえる。触れたくないものに触れる。五感ごとごとくが受けたくない刺激を受ける。五感だけではない。ゴホンゴホンという音も聞こえる。空気までが嫌な刺激を与えてくる。夕方なら我慢できる。我慢できても、家に帰ったときは本当に疲れている。ただ、朝のラッシュだけは一日のことを考えると耐えがたい。何とかならないものかと思う。

観光立国日本?

 この春、中国人の教え子が二人、仕事で来日し、東京へ来た。わたしはほぼ10年ぶりに彼らと出会うことができてうれしかった。


 来日した女性の教え子は日系会社に勤めていて、会議のために東京へ来たという。いっしょに銀座で食事をして、それから、買い物に行った。どこへいくのか、ついて行ったら、ドン・キホーテだった。店内には中国語があふれていた。客もレジの店員も中国人だったのにはちょっと驚いた。ここは銀座だろうかと不思議な気持ち!


 もう一人、中国人の男性の教え子が同じく出張で東京へ来た。昼、銀座で出会って、いっしょに有名デパートへ。およそ3時間、あちこちで化粧品を買っていた。中国で頼まれたそうだ。有名デパートへ行くと、お金を払うところには中国人スタッフがたくさんいて、通訳をしている。免税店に行っても、中国人スタッフが案内をしている。夜はほかの知り合いとも会って夕食会。


 今、銀座は中国人観光客を取り込もうと一生懸命だ。あちらこちらで中国語が聞こえる。最近、上野や浅草に行ったが、どこでも外国人が多い。とりわけ中国人が大勢いた。店員の中には中国人の名札を下げた人が多かった。あちこちで国際化が進んでいるということだろうが、時々、これでいいのだろうかと思うこともある。


 例えば、昔、一地域だけで商売していたものが、他地域の人たちも取り込んで商売したようなものだと考えれば、問題ないが、ただ、海外の観光客に、特に中国人に何か媚びすぎているような気がするのだ。どこの店でも売り場には中国人の通訳がいる。観光は政治も大きく関係する。


 そういえば、中国に旅行した時、日本語で対応するスタッフが大勢いたことを思い出す。どこで勉強しましたかと聞けば、中国のある都市の日本語学校だと答える。ただ、当時はまだ商業主義が行き届いておらず、客への対応は横柄なものだった。どう働こうと収入は変わらない時代だった。今は少し違うが、まだまだサービス精神はない。


 それでも、やはり日本語を話せることが有利に働いた。今、日本にいる店員で中国人観光客に応対するのは日本語が話せる中国人だ。中国旅行をした時、応対した店員はやはり日本語が話せる中国人だった。おや、中国語が話せる日本人がどこにもいない。なぜだろうか。ここには何か原因があるのだろう。今後考えてみたい。


 ところで、今、日本が目指すのは観光大国だろうか?観光立国なら、フランスなどを見習ったほうがいい。フランスは媚びることなどしない。行ってもいないのだから、わからないが、何かが違うような気がする。日本の「おもてなし」がただ、自然なものならいい。どこか媚びすぎていないだろうかという気がしてならない。

手紙を書きますか?

 今日、テレビに松田龍平が出ていた。そろそろ認知症の気がある母に「松田優作の息子が出ているよ」と言ったら、「松田優作ってどんな人?」って聞き返してきた。「『太陽にほえろ』は覚えてる?」と聞けば、「名前も覚えてるけど、顔は忘れた。」という。そこで、スマホを使って松田優作を画像で検索し、すぐに出して見せたら、「ああ、この顔ね。」


 社会はどんどん便利になっている。道に迷子になっても、スマホで地図を出せば、自分のいる場所もわかる。スマホで夏目漱石も芥川龍之介も読める。今、朝日新聞で夏目漱石の「吾輩は猫である」を連載しているが、おそらく、本で読んだ人も、またスマホで読む人もいる。新聞で読もうとは思わないのではないか。


 そういえば、今日、日本語の授業で手紙を書きますかという話をした。結果はほとんどの人が書かないようだ。実は私もはがきも年賀状も書かない。年賀状もやめた。今はもっぱら、メールで用事を済ませている。このブログにしてもそうだ。昔、自分の詩を発表するために、地方の同人誌に投稿したり、仲間内で数万円ずつ出し合って、印刷屋と掛け合い、何とか自費出版をしたことがある。そんな時代が遠いと感じるようになった。


 この間、職場の仲間に連絡するのに、SNSを送ろうとしたら、前の前に、その相手がいた。今SNS送ったよと一言で、別れた。以前勤めていた会社でも、連絡事項はEメールを使っていた。いつもメールチェックをしていないと、仕事ができない状態になっていた。今もそうだ。夜、自宅でメールチェックし、仕事に関するやり取りをしている。実際に顔を見ながら連絡することはほとんどない。


 世の中、便利になったものだと思う。便利になればなるほど、何かを失っているような気がする。紙の本のぬくもりのようなもの、人との温かい交流、酒を飲みながら口論するというような付き合い方。いつの間にか、職場であるいはネット上で仲良くしていても、現実的には何だか冷たいような気がしてくる。だから、年に1,2階行われる親睦会があると出席するのだが、そこで、何となく気まずく、話しづらいような気がする。メールなら結構話せるのにと思ってしまう。


 解決策はあるのだろうか。そこには大きな壁がある。メールやSNSで頻繁に連絡を取っているのだから、忙しい中、わざわざ時間を取って顔を合わせなくてもいいのではないかと思ってしまうことだ。生まれた時からコンピューターがあったという人たちにとっては、別に顔を合わさなくても連絡が取れる時代なのだから、それでいいじゃないかと思うだろう。そういう人のほうが多いことだ。だが、どうしても何かが欠けているような気がしてならない。


 そこで、私の意見はこうだ。メールやSNSは手紙やはがきの代わりの代わりのものだと割り切ること。会って顔を見合わせて、話さなければ、決して心が通じることはないと強く思うこと。今はそれだけしか言えない。何かもっといい解決方法があればいいと思う。あるいは、もしかしたらこれでいいのだろうか。メールやSNSで温かい人間関係もできると思って積極的にこれらを活用するほかないのだろうか。 

日本シリーズ(1)

 プロ野球日本シリーズは、広島で行われた最初の2試合でカープが2連勝した。大谷投手で敗れたこともあり、もう、広島が有利だと言われている。


 だが、今日から、北海道で行われる3連戦、ファイターズが波に乗れば、3連勝できる。そうすれば3勝2敗で再び舞台は広島に移る。


 そうなったら、どちらが4勝するかわからなくなる。どちらが勝つにしても、やはり7戦目までもつれて多くの野球ファンを楽しませてくれることを期待している。