薄青い空に痛いけな赤い薔薇!
久しぶりの青空の下、母の通院に付き合って、横浜の病院へ行った。
途中、見慣れない花がいろいろ見られたのはよかった。中でも、赤い花、何の花かはわからないが、青空に映えていた。
日々、記憶が薄れていって、自分が何歳かも忘れそうな母といっしょに静かに暮らしているが、母はこの赤い花を見て、「見て、きれい!」顔を綻ばせる。
コロナに北朝鮮にアメリカのデモ、いろいろあって、世界は危ういように見えるが、何とかなるさ!と楽観的に考えている。
今も出かけるのは三日に一度、買い物を兼ねた散歩だけだ。先日は、スーパーの前の花屋を見ていたら、色々な花があるものだと感心した。へえ、こんな名前なんだという花も多かった。 近くの公園を散歩していたら、見たことのない花も見られた。
2キロ圏内の散歩しているのだが、途中、あっちも行ってみよう、こっちも行ってみようとやっている間に、けっこう距離が伸びて、6キロから9キロぐらい歩くこともある。
と言っても、目的地までスマホで経路を調べていても、母のためにトイレ探しに行くことのほうが多いような気がする。
何はともあれ、コロナ自粛のおかげで、半径2キロ以内のどこにトイレがあるかほとんど把握してしまった。ともかく歩く距離を稼げるのはいいことだ。
母も、歩けば、少しは食欲が増すようだ。たくさん食べて栄養をつけてもらわなければならない。
毎日、昼頃からその日の晩ご飯は何を作ろうかと考えている。
山芋と小松菜にキムチを加えて炒めた料理は簡単だが、なかなかおいしかった。
その他、ポテトサラダは三日に一度くらい作っている。カレーは一週間に一度くらいだ。
歯が弱くて、食欲の減って来た母のために、柔らかくて、食欲を増進させる料理をいつも考えている。
ポテトサラダ(きゅうり、カニカマ、ゆで卵入り)
カレーライス(ポテト、ニンジン、玉ねぎ、ウインナー入り)
ウインナーポテトのガーリックバター炒め
焼きそば(ピーマン、赤ピーマン、小松菜、チクワ、ニンジン)
トマト卵炒め(トマト缶)
油揚に納豆、キムチ、チーズを載せて焼いたおかず
赤飯(百均)
桜、つつじ、さつき、そして、アジサイと季節の花が咲いては散っていく。
いつもの散歩道で見るシロタエギクも一週間前は鮮やかだったのだが、昨日はすでに色褪せてきていた。
「花の色は移りにけりないたずらに我が身よにふるながめせしまに」という小野小町の歌が思い出される。
梅雨の長雨の中、男の身ではあるが、日々、長雨を眺めながら、我が身も次第に色褪せて行くように思えてならない。
仕事は相変わらず無い。節約はしている。だが、今日、ATMで貯金を下ろし、通帳への書き込みをしたら、やはり、光熱費や通信費など引き落とされていて、貯金は着実に明らかに減り続けている。