日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

清流!


母の通院に付き添って行った、
病院からの帰りはいつものように、
小川のほとりを歩いて帰る。


ふと、聞こえてくる水の音、
眺めてみれば、石の間を流れる水、
淀みには赤い葉を浮かべる水。


ただ、見ているだけで、
サラサラとサラサラと清らかな、
白い音が流れている。


立春の青い空に漂う白い雲、
小川は青い空を移して明るい。
穏やかな気分になって河辺を歩く。


コブシ(辛夷)

 晴天の月曜日、いつもはバスで20分ほどかけて行く駅まで、母と二人で、よく知らない町をスマホの地図を便りに散歩してきた。途中、古墳があったりして寄り道もしたが、急坂や長い階段等を上ったり下ったりしながら、ほぼ1時間半かけて歩いた。


 途中、コブシの木があって、少し膨らんできている蕾が見えた。白くて柔らかそうな蕾だ。ウィキペディアによると、早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせると書いてある。と言っても、3月から4月にかけて咲く花だ。


 英名は"Magnolia kobus"、日本語に由来するという。韓国語も調べて見たら「コブ」という日本語に近い名前だ。ただ、「辛夷」と漢字で書くと、少しややこしくなる。辛夷は中国語で何かと尋ねると、木蓮だという。日本の白木蓮、紫木蓮を指すらしい。と書きつつ、すでに頭の中が混乱している。いつか整理してみたいと思っている。


 何はともあれ、コブシの蕾を見ると、春が膨らんで来ているように感じる。2月3日はいよいよ立春、静かな節分を終えて、春がスタートする。ただし、「暑さ寒さも彼岸まで」というから、3月20日の春分の日まで、寒さは続く。だけど、これからは、梅や桃の花、それに、河津桜の花を楽しみながら、ソメイヨシノの咲く季節を待ちたい。


辿り着いた駅。先日もアップしたが、たまプラーザ駅。スーパー、回転寿司店、大きな本屋、電気店(ケーズデンキ、ノジマ、ビックカメラ)など、たくさんあって買い物には便利なところ。

ヒヨドリ!


 団地の中を歩いていると、「ギー、ギー」という鳥の声が聞こえてきた。見上げると、木の枝に止まっている鳥を発見して、しばらく立ち止まって撮影数枚写真を撮った。止まったまま、右を見たり、左を見たり、羽根をばたつかせたり、いろいろな仕草をしているかと思えば、急に甲高い声を出したりしている。


 家に帰ってから、図鑑で調べると、どうも、「ヒヨドリ」らしい。図鑑には「全長27.5㎝。スズメよりもずっと大きい中型の鳥で、その特徴から他の鳥と見間違えることはない。「ピーよ。ピーヨ」と騒がしく鳴く」と書いてある。 言われてみたら、そうかもしれないと言うような気もするが、ぼくには「ヒーヨ」とも「ヒーヨ」とも聞こえなかった。


 考えてみたら、鳥の鳴き声とは、ことばを学ぶうちに、このように鳴くのだと頭の中に植え付けられたもののように思う。カラスの鳴き声もよくよく聞いていると、「カー!カー!」とは聞こえない。ぼくには「ア~!ア~!」と聞こえることのほうが多い。鶏だってそうだ。ぼくには、「コケコッコー」とも聞こえないし、「cock-doodle-doo」なんて聞こえやしない。


 さて、話を戻すと、このヒヨドリ、かなり長い間、騒いでいた。仲間に呼びかけたり、他の鳥を威嚇したりしているように見えた。鳴き声も実はバラエティに富んでいたのだろう。声と姿で何かのパフォーマンスをしているのだと思う。


 遠くへ出かけなくてもいい。近くを散策しながら、耳を澄まし、目を凝らしていれば、団地の中でも豊かな自然は観察できるに違いない。これも、散歩の楽しみの一つだ。


料理01/30-レンコン料理


 この十日間、作った料理の写真を整理してみたら、ずいぶんいろいろなものを作っているのに驚いた。全部載せきれないし、サラダや卵焼き、焼きうどんや焼きそば、それに、おでんや鍋料理など同じようなものを載せてもしかたないので省略する。


 最近、特にはまっているのはレンコン料理だ。上の写真はレンコンと豚肉のチリソース炒め、以下、レンコンのきんぴらゴボウ、鶏肉とレンコンの甘辛煮などだ。その他,久しぶりに作ったものと言えば、ニンジンのチヂミ風焼き、麻婆茄子、チキンカツカレーライスなどを載せた。


 ニンジンのチヂミ風焼きは簡単でいい。ニンジン一本をスライスして、卵一個、片栗粉と小麦粉大さじ2杯を混ぜ、フライパンで直径ほぼ10センチ位の大きさにして、薄く焼くだけだ。できあがったら、酢醤油をかけて食べるといい。母が喜んで食べてくれるので、一週間に一回ぐらいの割合で作っている。


レンコンのきんぴらゴボウ!


鶏肉とレンコンの甘辛煮!


ニンジンのチヂミ風!


麻婆茄子ライス!


チキンカツを買ってきてご飯に載せて上からカレーをかけた、チキンカツカレーライス!

梅が咲いてた!


 そろそろ、梅が咲いているかもしれないと思って、週に一度は訪れている公園へ行ってきた。子どもたちがいっぱい遊んでいた。テントを張っている家族もいた。青空の下、公園全体がとても賑やかだった。


 梅の花は思った通り咲いていたが、ほんの数輪だった。それでも、春の到来を知らせてくれるうれしい便りだ。白梅、紅梅、いずれも美しい。花はそれ自体の美しさもあるが、何よりも季節を感じられるところがいい。もうすぐ、桃の花や河津桜が見られるのを期待している。


 公園内にある池の水にも春を感じることが出来る。二週間ほど前の夕方、ここへ来た時、氷が張っていたのだが、今は冷たい感じがしない。家に帰ったのは5時半頃だったが、まだ暗くなる前だった。一ヶ月ほど前、4時半ごろ日が暮れていた。春は明らかに近づいている。


 春といえば、3日の水曜日は立春だ。その前日の節分には、毎年、どこかの神社へ豆まきを見に行っている。拾う豆の量はどうでもよくて、ただ雰囲気を味わい、季節を実感するために行っている。だが、今年はそうした年中行事も味わえない。近所で見られる花や木から、季節を感じるしかないようだ。