日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

三月の料理(2)肉なし麻婆茄子

肉は使っていない麻婆茄子


 最近、健康を考えて、肉より小松菜や水菜、それに大根、ニンジンなどの料理を作るようにしている。
 上の料理は三代目茂蔵という店の「大豆のお肉」で作った麻婆茄子。まず、茄子とピーマンを炒めて、皿に取り、三分ほど水につけて、戻して、水を切った「大豆のお肉」を少量の油で炒め、すぐに鶏ガラスープの素、豆板醤、甜麺醤、酒、皿に取ってあった茄子、ピーマンを入れ、混ぜ合わせ、最後に水溶き片栗粉を少しずつ入れて完成。
 その他、小松菜と卵の炒め物、水菜と卵の炒め物など、手軽に出来る野菜の料理をよく作った。レンコン料理も一週間に一度ぐらいの頻度で作っている。挽き肉詰めは少し手間がかかった。肉を使った料理もあるものの、テーブルに肉のない日が一週間に三日ほどある。これは健康にいいことだろう。


三代目茂蔵の「大豆で作った挽き肉みたいな大豆のお肉」


小松菜と卵のごま油炒め


白菜と卵の塩昆布炒め、


水菜と油揚げの甘辛炒め


大根、ピーマン、ジャガイモ、椎茸、ニンジン、レンコン、焼きそばなどを適当に放りこんで鉄板焼き、皿に取って、「ごちゃ混ぜ焼きそば」


麻婆茄子丼


レンコンの肉詰め、挽き肉に片栗粉と調味料を混ぜて、団子状にして、レンコンに詰め込み、少量の油で焼いた。

冠羽!


 先日、ソメイヨシノを求めて用水路のほとりを散策した時、用水路にいた一羽の白い鳥、サギであることは間違いないだろうが、どうも頭の後ろの白くて長い羽が気になる。


 近づいて撮影しようとすると、飛んでいき、ぼくの後ろの方向へ十数メートルほど移動して、着水する。ぼくも移動して、ゆっくりと近づく。数メートルほど離れたあたりで、カメラを望遠にして撮影した。


 帰って図鑑やネットで調べてみた。問題は頭の後ろにある長い冠羽。何かの図鑑で見たことはあるが、図鑑で見たのかネットで見たのか忘れている。ただ、初めて目にする白い冠羽は特徴的だ。


 「白い冠羽がある水鳥」でネット検索してみたり、野鳥図鑑をもう一度めくってみるが、わからなかった。ただ、嘴の色、首の長さや体の大きさ等から考えると、コサギで間違いなさそうだ。


 グーグルレンズで調べ、さらに、wikipedeaで調べて、ようやくわかった。「白鷺」、ペリカン目、サギ科、コサギ属の旧名、英名egret、とある。どうやら、コサギと呼んでも白鷺と呼んでもよさそうだ。


 冠羽についても記してあった。「夏羽では頭に2本の長い冠羽が現れる」とある。ということは、この鳥にとって、季節はすでに、夏なのだ。人間の服装が6月から夏服に変わるように、季節を感じて羽を変化させるところに、自然の面白さを感じた。


気になる日本語-CM

 テレビのコマーシャルや、電車内の広告などで、気になる日本語というか、おかしな日本語を見たり聞いたりすることが多いように思う。
 時には、ただ笑ってしまうだけのおかしなものもあるが、日本語がおかしい、変だぞと思われるものもある。
 そうした宣伝の文言を問題形式で列挙してみた。さて、おかしいところがわかるだろうか。
 ただし、おかしなところはないと言う人もいるだろう。もしかしたら、ぼくだけがおかしいのかもしれない。


問題

  1. 「はじめての人にも、やさしい。その理由をお話します。」(金貸しのつり革広告)
  2. 「一度寝たら、離れられなくなる」(枕のテレビCM)
  3. 「とてもいいので、御両親にも勧めました。」(すっぽん黒酢のテレビCM)
  4. 「わたし、無理が大好きなんです。」(コラーゲンのテレビCM)
  5. 「この卵の産みの親がこの男」(高級な卵のテレビCM)
  6. 「摂れないもん、野菜は!」(野菜ジュースのCM)


答え

  1. 「お話します」じゃ、「おはなします」としか読めない。正しくは、「お話しします」。「お~します」は謙譲語で、「~」には動詞が入る。「お知らせします」「お呼びします」のように使う。ちなみに、「話(はな)し」は動詞で、「話(はなし)」は名詞。名詞の「話」は「話が長い」「話をする」などと使う。ただし、この広告文は「話(はなし)する」という動詞を使ったのだと言われたら、納得するほかないが、文法的にはやはり、「お話しします」だろう。
  2. 「じゃ、寝たきりになっちゃうのかな?」と笑ってしまった。
  3. 自分の両親のことを「御両親」とは言わないだろう。「わたしの両親」「あなたの御両親」だ。ついでに言うと、最近、「わたしのお母さん」という大人が増えてきたように思う。これも気になる日本語だが、ただ、こちらは、みんなが幼児、あるいは児童のようになる時代が来たのだと理解するほかないだろう。
  4. 無理をしちゃだめだよ。「無理が通れば道理が引っ込む」というではないか。それでも無理が好きなんだ。いつか、大変なことになるぞ。
  5. ついに男が卵を産む時代が来たのかと、突っ込みたくなる。それだけじゃない、高価な卵かけご飯を全国からわざわざ食べに来る人がたくさんいるなんて、信じられない。
  6. 「~もん」は子供のことばだと外国人に教えている。ぼく自身、子供のころ使っていたが、高校生の頃、先輩に子どもっぽいからやめろと言われ、使うのをやめた。その「~もん」を女優さんがCMで使っている。「わたしのお母さん」という言い方同様、多くの人が幼児あるいは児童のようになる「総児童化時代」が近づいている。

二カ領用水のソメイヨシノ


 昨日、紹介した二カ領用水だが、多摩川から用水を取水する登戸の近辺では、ソメイヨシノが毎年賑やかに咲いている。


 20日は春彼岸、いつもなら、今ごろ、寒さが落ち着き、次はソメイヨシノの開花を待つ頃だが、今年は、すでに、10日ごろから、気温15度以上の暖かい日が続いていて、桜の開花も各地で一気に進んでいる。


 金曜日、二ヶ領用水のソメイヨシノも咲いているだろうと思い、仕事帰りに立ち寄って見た。一部の木はけっこう咲いているが、ほとんどの木はまだまだ咲き始めたばかりで、数輪というものが多かった。


 このあたりは、宴会をするような場所などなく、また、賑やかな人通りというのもめったにない。静かに花を愛でるにはいい所だ。満開になるころ、もう一度来てみようと思う名所だ。



2021年の開花状況

19日 : 鳥取、大阪、熊谷

18日 : 大分、和歌山、甲府

17日 : 鹿児島、熊本、佐賀、名古屋、横浜

16日 : 宮崎、下関、京都、岐阜

15日 : 高松、松山、高知

14日 : 長崎、松江、東京

12日 : 福岡

11日 : 広島

用水路の枝垂れ桜!


 18日、大分、和歌山、甲府でソメイヨシノの開花が宣言された。桜前線は例年になく、北上を早めている。
 ところで、16日、通院で行った川崎市の溝口だが、ここには、江戸時代から流れる二カ領用水がある。この水路を覆うように咲いている枝垂れ桜が見事に咲いていた。この桜にしても、いつもはもっと遅く咲いていたのに、ずいぶん早いように思う。
 ただ、いつも思うことだが、美しい物は美しい。桜の木を空と建物が川面に映り、ゆらゆら揺れている。川面をゆるりゆるりと流れる花びらもいい。



【追記】二カ領用水(にかりょうようすい):多摩川などを水源とし、神奈川県川崎市の多摩区から幸区までを流れる、全長約32kmの県下で最古の人工用水路。国の登録記念物。
完成は江戸時代の始まり頃。江戸時代の川崎領と稲毛領にまたがっていたことから二カ領用水と言われる。農業用水として近隣の農業を支えてきたが、現在は宅地化が進み、工業用水として利用されるとともに、住民の憩いの場としても親しまれている。
なお、溝口駅周辺は枝垂れ桜がみごとだが、他にソメイヨシノが見事に咲いている所もあって、名所として有名だ。ソメイヨシノを見に行くには電車に乗らなければならない。近いうちに見に行きたいと思っている。