日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

赤い空

 最近、暑い日が続いている。日中外を歩く人を見ると、みんな半袖だ。中には短パンの人もいて、10月衣替えの習慣はいつの間にか消滅してしまったようで、今の季節がいったいいつなのかわからなくなりそうだ。


 昼間はあんまり暑いので、少し涼しくなる夕方、1時間ほど散歩しているが、5時半頃帰宅する頃には、夕焼けがきれいに見えて、昼間は雲に隠れている富士山が、赤い空を背景にくっきりとしたシルエットで姿を現してくれる。これも一つの楽しみだ。


 ところで、昨日の夜10時41分ごろ、千葉県を震源地とするマグニチュード5.9の大きな地震があった。10年半前の地震の恐怖を思いだし、いよいよ東京は危ないのだろうかと心配になった。地震が1分か2分でおさまってくれた時はほっとした。


 だが、ついさっき、5時10分頃、また少し揺れた。気象庁のHPを覗いてみたら、同じ千葉県が震源地だ。これは、昨日の地震の余震なのか、それとも、これから起こる大地震の前兆なのか、そんなことを考えながら、次第に白くなっていく朝の空を眺めている。


 世の中は、コロナに温暖化で少し落ち着かない。その上に、大地震が発生するなんてことになったら、泣きっ面に蜂だ。さらに、富士山の冠雪の異常も言われていて、今年、富士山が大噴火するのではないかという予測もある。


 忘れていたことがある。台風が日本の南海上で発生したそうだ。台風は年々強大化している。心配は尽きない。だが、いちばん大切なことは、何があっても、慌てず、冷静に対処することだろう。

金木犀と温暖化


 昨日はノーベル賞を受賞した真鍋淑郎氏のニュースを何度も見た。五十年以上前に、科学的に温暖化を予想していたということに驚かされた。考えてみれば、最近、ほとんど雪が見られなくなったことなどからも、やはり、温暖化は進んでいるように思う。


 四季の変化もおかしい。秋も半ば過ぎたというのに、真夏日のような日が続いている。秋らしい季節はいつ来るのだろうか。10月は過ごしやすい季節のはずだが、こんなに暑いと昼間は出かける気がしない。夕方、涼しくなってから買い物を兼ねて散歩に出た。


 ところで、家から少し歩いたところに、金木犀の木があって、ずいぶん前に咲いているのを見たが、散ってしまって、しばらくの間、咲いているのを見ていなかった。それが、昨日見たら、また咲いていた。


 金木犀は匂いが強いという話を聞いたことがある。今年の夏、初めてこれがそうなんだと認識した金木犀だが、いつもマスクをしていて、その匂いにはまったく気づかなかった。それで、昨日はマスクを外して、鼻を近づけてみたら、確かに強い匂いだ。


 ぽくが、このオレンジ色の花の名前と匂いを知ったのは今年だ。今ごろとも思うが、気づくのに遅すぎることはないだろう。コロナと温暖化はそうではない。コロナは、もっと早く気づけばよかったと思うし、温暖化はもう遅すぎるかもしれない。
 

蝶々!


 最近、散歩していて、小さな虫にも注意を向けるようになった。蝶やトンボを見つけると、子供のころが懐かしくなる。上の写真は先日、見かけたのだが、グーグルレンズで調べると、ツマグロヒョウモンという名前が出た。


 子供の頃は、蝶々や蟬を追いかけていた記憶がある。特に蝶々は、今より、多くの種類を見ていたと思う。モンキチョウ、クロアゲハ等など。小学生のころは、蝶々に興味を持って、標本を夏休みの宿題として出したこともある。


 だが、大人になるにつれて、蝶々に対する興味も薄れてしまった。蝶々だけではない。カブトムシやコガネムシといった昆虫類など、自然の中のいろいろなものに対して、いつの間にか、興味を持てなくなってしまっていた。


 この数年、よく散歩をするようになったが、コロナ以後は自由な時間が増えて、毎日のように散歩している。その結果、花や蝶に目を向けるようになり、知らず、興味を持つようになった。道端で蝶を見ては、子供の頃を思い出している。

ホトトギス


すぐ近くの道を散歩していて、
見付けた面白い色と形をした花!
紫の斑点もそうだが、
普通に描く花のイメージと少し違う。
グーグルで調べたら、ホトトギス。
名前は聞いたことがあったけど、
これがホトトギスなんだという気持ち。
植物の世界は面白いと改めて思った。


猫!



散歩中、見かけた猫、写真を撮ろうとすると、
じっと、こちらを見ている。目がきれいだ。
5枚ほど撮ってから、移動して、振り返って見たら、
猫もまた首をひねってこっちを見ている。
人間にもカメラにもずいぶん慣れている猫。