日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

花桃の丘


 昨日のことだが、横浜市青葉区にある花桃の丘に行ってきた。広い丘の上に広がる桃色の世界はまるで桃源郷のように感じた。花桃はまだ満開ではないようで、蕾のものもあった。それに、花桃だけではなく、赤や黄や白の花も咲いている。日常を忘れて、うっとりとする世界だ。


 ところで、一昨日深夜の地震は少し恐く感じた。東北から離れている神奈川県でも、しばらく横揺れが続いた。また11年前のようなことになるのではと少し心配した。あの時は我が家もけっこう揺れたが、東北地方では津波が大きな被害をもたらした。


 結局、今日のニュースなどを見れば、被害は11年前ほどではなかったが、地震で亡くなった方は3人いたという。また停電が続いたり、新幹線が脱線したりという被害も出ている。早く復旧する事を願っている。


 東日本大震災では地震と津波、それに原発事故が原因で、避難している人はまだ大勢いると聞いている。彼らのことを思うと、もとの生活に早く戻れる事を祈るほかない。だが、内戦や他国の侵略で避難している人のことを思うと、とても切なくなる。


春は...


〈ヤブツバキ〉


 春は徐々に訪れるのかと思っていたら、どうも今年は例年と違うようだ。一気に訪れた春だ。だが、週末はまた冬に戻ったような気温になるという。


 ともあれ、色とりどりの花が咲き始めた。ヤブツバキ、水仙、それに、昨日はコブシが咲いていた。ソメイヨシノも蕾が少しずつピンク色を帯びてきた。桜の開花までもう少しだ。


 関東地方では、春らしい春を迎えたが、大きな地震の起きた東北地方では、また雪が降るらしい。東北地方もそうだが、戦争の続くウクライナも、春は、まだ先の話だ。


〈スイセン〉


〈コブシ〉

青空と白木蓮


 昨日、用事があって、東急田園都市線の二子玉川駅まで行った。駅のすぐ近く、二子玉川沿いに長く広がる二子玉川公園というのがある。


 この公園には大勢の人が集い、穏やかな春を楽しんでいた。中にはテントを張ってキャンプ気分でいる人もいた。幼児を連れた母親や、外国人のアベックもいた。


 もう5月初旬の陽気で、半袖短パンの人もいた。ともあれ、春を満喫する人々の光景には心が和む。梅の花も、早咲きの桜も、咲き誇る白木蓮もいい。


 春らしい、いや、初夏のような青空の下、白木蓮に高層ビル、芝生の上を走る無邪気な幼児、何とも明るく穏やかな世界が広がっていた。


花と平和

〈ラッパスイセン〉


春が来た、

色とりどりの花が咲き、

鶯の鳴く、

春らしい春が来た。

だけど、少し暑すぎる。
春を過ぎて、

夏が来たようだ。


ウクライナが心配だ。
ロシアよ、国へ帰れ!
人殺しを止めろ!
花を撮影しながら、
思うことは、

世界平和だ。


〈クロッカス〉

白木蓮


白木蓮が花開き始めた。
その純潔な白い美しさが好きだ。
春はすでに来ている。
誰もが待ち焦がれる春。
戦地にも春が来ることを願っている。
涙は要らない。
爆弾も要らない。
人殺しも要らない。
世界中の人の心に明るい春が届くことを

願っている。