日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

腰痛

 高校時代、剣道部で、姿勢が悪いとよく叱られた。それだけならいいが、背中を竹刀でよくたたかれた。1年生の秋ごろ、レギュラーになったが、突然腰痛を感じて、病院へ行ったら、ヘルニアの一歩手前だと言われた。以後、通院しながら、学業とスポーツに励んだ。剣道部ではレギュラーを失った。辞めたかったが辞められなかった。高校二年の冬まで、頑張ってついに辞めた。


 大学では、サッカー部でがんばった。ただ、腰痛もあり、あまり続けられなかった。大学を出てからは教員になり、サッカーの指導をした。30歳ごろまでに数十の病院に通い、腰の痛みを訴えたが、最後に行った病院では、「これは治らないから、腰痛と仲良くしなさい」と言われた。


 それから、人から「男の癖に重いものを持とうとしない。だから、あなたは女にもてないのよ」と言われたこともある。それでも、無理をしないように努め、時々無理をして、立ち上がれなくなったりした。そうやって、腰痛とはなんとか、上手に付き合ってきた。


 十数年前、公務員をやめてから日本語教師になった。それから、あちこちで日本語教師をしてきた、8年前には、東京の近郊に引っ越して、母との生活を始めた。それから、東京にある日本語学校で昼過ぎから夜中まで8時間働いていた。1週間に1.5日の休みで、週40時間ぐらい授業をしていた。祝日の休みはなし。一年間の休みはだいたい80日ぐらい。その休みの日は年老いた母と散歩したりしていた。 


 ところが、ある日、その週一の休みの日に出勤するように言われ、社長に手当てがほしいと言ったら、逆切れされた。すでに腰痛も再発していて、週に40時間の授業をするのがつらくて、たまに座って授業をしていたら、非難されたりして、もう耐えられないと感じていた時だった。だんだんと疲れと怒りがたまってきた。


 それでとうとうやめて、時間講師になった。今では午後から夕方までの半日、仕事をしている。ところが、最近だんだん疲れが抜けなくなってきた。週末になると腰の痛みが最悪になるのだ。そして、今日、金曜日、朝から腰が痛くて、日中、痛みをこらえながら仕事して、夜うちへ帰ってからも、なかなか痛みがおさまらない。明日は大丈夫か、来週はどうなるのか、来年は何をしているのか、いろいろ考えると、なかなか未来が見えない昨今だ。

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