日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

オリンピックマラソン!

 オリンピック男子マラソンが終わった。1位はケニアのエリウド・キプチョゲ、2位はエチオピアのフェイサ・リレサ、3位はアメリカのゲーリン・ラップということになった
。日本人選手の最高は16位。2時間13分57秒。その他の選手は話にならない。


 考えてみれば、戦後のオリンピック男子マラソンでメダルを取った日本人選手は3人しかいない。1964年東京大会、銅メダルの円谷幸吉、1968年メキシコ大会、銀メダルの君原健二、1992年バルセロナ大会の銀メダル森下広一選手だけだ。


 欧米の選手もなかなかメダルが取れなくなっている。2000年(シドニー大会)以後、メダルを取った欧米人の選手は少ない。2004年(アテネ大会)の金メダル、ステファノ・バルディーニ(イタリア)と、銀メダルのメブ・ケフレジギ(USA)、そして、2016年リオ大会の銅メダル、ゲーリン・ラップ(USA)という3人だけだ。


 2000年以降、トップを走っているのはほとんどが黒人だ。アメリカの黒人も含めて、黒人たちだけで金メダルを争っている。本当に黒人たち、特にアフリカ勢の躍進はすごい。2000年以後の5大会の成績を見ると、ケニアが金2、銀2、銅1。エチオピアが金1、銀1、 銅2。ウガンダが金1、銀0、銅0。モロッコが金0、銀1、銅0という成績だ。


 マラソンでもその他のスポーツでも、日本人が根性で粘っていた時代が懐かしい。アジア人でなくてもいい、白人が頑張っていたら、つい頑張っているなと思ってしまう。決して人種差別をしているつもりはない。技術と根性だけで頑張ってきた小柄な日本人がマラソンでもその他のスポーツでも輝く日を、ただただ、見たいだけなのだ。

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