耳障りな言葉!
「このやろう!」「お前ら!」「お前馬鹿か!」テレビから聞こえてくるこういう類の言葉が耳障りで仕方ない。
外国人に日本語で好きな言葉は何ですかと尋ねたら、
「ありがとうございます」などが一番いいという。
ぼくの好きな言葉は、「お疲れ様でした」「お先に」「お願いします」「ありがとうございます」「拝見しました」「申し訳ありません」「わたしがいたします」「いつもお世話になっております」「皆様のおかげです」「まだまだです」等々だ。
感謝を表したり、謙虚な気持ちを示したりする言葉たち、これらの言葉こそ日本らしさを表す言葉であり、美しい言葉だと思う。聴いていて、心地よい。
一方、「このやろう」とか「お前ら」とか、それに加えて「おれ」などの言葉は上から目線の人を小ばかにした言葉であり、どこか喧嘩に使いそうなことばだ。
そんな言葉を平気で使っているテレビによく出てくるタレントたちは本当に恥ずかしい存在だと思うし、それらを垂れ流しているテレビに嫌悪感も感じる。
こんなことを思うのはぼくだけなのかもしれない。そうではないにしても、少数派なのだろう。何しろ、そういう言葉を吐く番組が高視聴率を取っているらしいのだから。