日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

マナー大国日本?!

買い物に行く途中、前を歩く30歳代くらいの男性が、スマホを左手に持ち、所謂「スマホ歩き」。これが日本だ。それだけじゃない、右手に「歩きたばこ」。


ふと気が付いたら、火のついたタバコが目の前に落ちてきた。これが今の日本なんだ。世界が賞賛する日本文化の底が見えたような気がした。


とりあえず、ぼくは靴で踏んでその火を消したが、これは悪い大人の例だ。これから大人になる人には決して真似してほしくないことだ。


かなり以前のことだ。ある寄席に行った時、楽屋裏の出口から、ある落語家がタバコをくわえて出てきて、そのタバコを火のついたまま道にぽいと捨ててぼくの前を通り過ぎた。


その落語家が今、寄席でトリとして出れば、それだけで、3000円以上の入場料となる。何かがおかしいと思う。


最近、何かを食べながら道を歩く人が多い。ぼくは大人に教えられた。歩きながら食べてはいけませんと。だが、今それを言う大人はいないのだろうか。


マナーで驚いたのは、かつてのことだが、車が前を通り過ぎたとき、その両側の窓から、ポイポイとゴミが捨てられたのを見たことがある。何なんだと思った。


もう一つ思うのは、歩いていたら、前の人が突然立ち止まって、ぶつかりそうになることも多い。回りが見えていない。自動車なら交通事故だ。


嘘は泥棒の始まりというが、国会で嘘をつく人が大勢いる。これも真似してほしくないことだ。知っていながら知らないとか。金をもらったのにもらっていないとか。


だが、マナーのしっかりした人たちもいる。バスに乗る時、大きな声でお願いしますと言い、降りる時、ありがとうございましたと言う、子供だけでなく大人もいる。


マナーこそ、社会に必要なものだ。東京オリンピックに向けて、もっと完成度を高めてほしい。これは、オリンピックを機に金もうけを企むことより、もっと重要なことだ。

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