日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

花火大会!

 30日、隅田川花火大会が行われた。テレビで見た。芸能人はいいなと思った。特等席でビールを飲みながら観覧できる、しかも出演料もらえるのだろうな。うらやましいと思った。


 数年前に、教え子たちと行ったことがあるが、人が多くて、打ち上げ場所から遠く離れた場所に腰を下ろしてみんなで見た。遠くに小さく見える花火を見て、みんな喜んだものの、こっちは疲れた。花火大会なんてうんざりだと思った。


 ずいぶん昔の話だが、高校の先生になった最初の夏に15歳の女子生徒に誘われて銚子の花火大会に行ったことがある。その時、わたしには何とも表現しがたいワクワク感が
あった。それはただ、女性と初めて行った花火大会だったからだ。


 それ以来、実はほとんどいい思い出はない。隅田川にしても学生を連れて行っただけ。厚木の花火大会、多摩川の花火大会は母と行っただけ。学生を連れて行った時は、ただ学生を心配して楽しむどころではなかった。母と行った時は、帰りに夜道が暗くて、母の手を引いて、けがをしないように心配しなければならなかった。花火大会の思い出といえば、そんな思い出だけだ。


 それでも、こういう風習があるのはいいなと思う。去年、我が家の窓からは横浜の花火が遠くに見えた。これはこれでよかった。わたしは花火の音と光を見て、ああ、いよいよ本格的な夏到来なんだなと感じる。そういう花火を大歓迎する。そして、無事故であってほしいと願うだけだ。

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