日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

乗れない!

 今日は昼から仕事だったが、何だか運がない一日だった。


 バスの時刻表をスマホで調べて、家を出たのだが、バス停留所まで後10メートル、時間はあと1分あると思ったら、目の前でバスが出て行った。何事かとバス停に行ってみると、いつもの時刻表の下に、張り紙があって、「東急線が今日から時刻表を改訂したため、バスの時刻表も変更してあります」と書いてある。それはないだろうと思っていたら、次のバスが来る時刻より、2分早く来た。どうなってるのかわからない。駅についてみると、案の定、乗りたい電車は既に出ており、次の電車はというと、10分ぐらい待たなければならない。


 夕方、5時ごろ帰途に就き、スマホの時刻表もあてにならないので、とりあえず駅へ行ったが、10分ほど待たなければならなかった。何とか、電車に乗ったのだが、いつも超満員になる時刻である5時半前だったのに、今日は特別な超満員。ドアのガラスに押し付けられながら、運ばれていく。吊革につかまることもできず、揺られるままに揺られる。まるで、人間たちが乗っている感じがしない。誰かが言ってたな。普通乗用車に200%乗ったら、罰金取られるのに、電車は200%以上乗せても罰金取られない。我々は荷物なのかもしれない。ふと、アウシュビッツを連想してしまった。


 それから、大きな駅について、押し出されてはまた乗るの繰り返し。ただ、5時半過ぎていても、下り線もぼくの家の最寄り駅が近づくと、次第に超満員の「超」が取れるはずだが、今日はどこまで行っても超満員だ。最寄り駅の一つ手前で、また押し出された。腰を伸ばし、もう一度乗ろうとした時、何と、乗れない。どんなに力を出しても乗れない。両隣のドアを見ても、はみ出している人が数人いる。そのうち、ドアが閉まってしまった。


 普通なら途方に暮れるところだが、この駅からも、自宅方面へ向かうバスは出ている。ただ、距離が長いうえに本数も少ない。仕方ない。数分待って、バスで帰った。バスの中では、家の近くまで、ずっと寝ていた。あと二、三日は、疲れも不運も取れそうにない。

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