日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

乗り越し!

 いつも午後から半日仕事をしているが、今日だけ特別に、いつもと同じように寝て、いつもより4時間早く起きて、夕方まで8時間余り働いた。寝不足の状態で朝の超満員バスに電車で1時間半の通勤。着いた時はすでに疲れていた。それから、何度かコーヒーで元気づけながら、夕方まで頑張った。


 5時半、帰途についたが、駅へ向かう間に膝と腰が痛み出した。長時間働くと、いつもこうだ。足を引きずりながら、電車に乗る。満員電車の中一時間近く立っていて、もう足は限界に近い。途中急行電車に乗り換える。大きな駅に着くと、乗客が入れ替わる。そのわずかなスキを狙って、座っている人の中で、もうすぐ降りそうな雰囲気の人を見つけて、その前へ移動。


 結局、最寄り駅の四つくらい前で、ようやくその人が降りたので、座れた。だが、それがよくなかった。最寄り駅の一つ手前の駅まで意識はあったが、次の駅で降りようとしたら、何か雰囲気が違う。とりあえず、降りた。


 そこは我が家の最寄駅から、各駅で三駅ほど乗り越した先の駅だった。すごいショックだ。数分間、意識が途切れていたのだが、自分の中では、まったく連続している。実は時々疲れた時にこういうのがある。一度は終電でやってしまったこともある。その時はタクシーで帰った。「もったいない」の極みだ。


 情けないと思いながら、反対のホームへ行き、上りの電車に乗って帰った。我が家の最寄り駅に着いてからも、膝をさすりながら、駅前のスーパーに寄って、ミニトマトが一パック156円だったので買って帰る。結局夜7時半ごろ帰り着いた。疲れた一日だった。己の間抜けさに呆れながら、これが自分なのだと諦める。

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