日々是好日

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

シダレザクラ!


 先日、ソメイヨシノを見ながら目黒川沿いの道を歩いていたら、若い男女が手をつないで歩いていて、男のほうが言った。


「ほらみてみろよ。桜の枝が花の重みで垂れ下がっているだろ!こういうのを枝垂れ桜っていうんだ!」


 女が頷き、男が続けて言った。


「おれ、この枝垂れ桜が好きなんだ。」


 枝垂れ桜というのは桜の種類のはずだが、もしかしたら、いつからか、ソメイヨシノの枝が垂れ下がっているのも「枝垂れ桜」っていうようになったんだろうか。そう思って辞書で確認した。


 シダレザクラ:バラ科の落葉高木で一名イトザクラともいう。エドヒガンの変種とも、ウバヒガンの変種とも言われている。太い枝は横に広がり、細い枝は柳のようにまっすぐに垂下する。京都の平安神宮の者は特に有名である。


 大体そんな風な説明がある。やっぱり違うよなと自分の認識に間違いがなかったことにほっとする。


 ぼくの家の近くにある公園に枝垂れ桜が二本ある。毎日のように、これを見て、バス停に向かう。3月から4月にかけては、蕾がピンクになって来るのを楽しみにしている。ピンク色の蕾を見つけたときは、「来た~!」という感じなのだが、今年はそれからが長かった。ようやく数輪開いたと思ってもなかなか満開にはならなかった。


 一昨日、ようやく満開となったが、満開に至るまでの期間はソメイヨシノ以上に楽しみにしていた。そして、これから散っていく様子を見るのもまたいい。春が過ぎていくことを実感できるからだ。仕事に出る時、嫌なことを思えば、起きる気持ちも失せるが、季節の移り変わりを見るのを楽しみにすれば、元気に起きられるものだ。



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