日々是好日

無知による思い込みが偏見を生み、人間の持つ煩悩が憎悪を生む。

北朝鮮はどうなる?

 金正男氏が暗殺された。金正恩党書記長が5年前に命令したという。弟が兄を殺すというのは、おそろしいことだ。シェークスピアの戯曲『マクベス』ではマクベスが父を殺したて、王位を奪ったが、最後は一人、裸の王様状態となり、狂気の中、滅ぼされる。


 金正恩党委員長は2013年、張成沢等の実力者を処刑し、少しずつ権力を集中させているが、その様子はどこか、マクベスに似ている。張成沢氏は、金正恩の政権を転覆させ、金正男を元首に立てようとしているという理由で、処刑されたと聞いている。そして、今度は兄金正男氏暗殺だ。


 以前、北朝鮮出身の学生を教えたことがある。その子は母国の現状を嫌い、外部からではなく、内部の力で政治を変えてほしいと願っていた。ぼくはかつての日本が今のように変わったことを思いながら言った。「いつか来るよ、北朝鮮が変わる時が。」恐怖政治にはどこかで終わりがある、きっとあると信じている。


 シェークスピアの「マクベス」は小心者だった。疑心暗鬼はどこまでも広がる。これからも権力集中のための残虐な行為が続くだろう。金正男氏には妻や子供たちもいる。もしも、彼らも暗殺しようとすれば、これは小心者のマクベスと同じで、後は滅ぼされる以外に道はないだろうと思う。間違いなく恐怖政治に終焉はある。

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