日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

海の日

 今日は海の日だ。1996年から施行された国民の祝日だ。当初は7月20日だったが、2003年からは7月第3月曜日に変わった。世界でも「海の日」という国民の祝日を制定している国は日本だけだという。島国日本、海洋国日本であることを自覚する日でもある。


 また、このころは梅雨明けの時期でもある。梅雨が明けて、いよいよ暑い夏がやってくる。今日、九州から東海にかけて、梅雨明けが宣言された。関東はまだだが、かなり蒸し暑い。今、部屋にある温度計は31度だが、予報によると、最高で33度くらいになるという。


 海と言えば、人類の誕生は海に始まる。人は海を見ることで、心を慰められたり、不思議な懐かしさを感じるのだろう。わたしは今も休日などには海を見に行く。日本の海の向こうにはロシア、北朝鮮、韓国、中国、フィリピン、アメリカ等がある。ロマンを感じる海だ。


 江戸から明治にかけて、多くの日本人が海を渡った。いやもっとさかのぼれば、中国へ渡った阿倍仲麻呂、中国から渡来した鑑真和上、大昔にも中国、朝鮮から多くの渡来人が来ていたことはわかっている。小さな島国日本にとって、海はさまざまな意味で重要だ。


 今では、飛行機による移動がもっぱらで、海を渡るということはあまり意識されない。

だが、今日の海の日、海の重要さを再認識する必要がある。日本を取り囲む海には多くの問題が棚上げされている。


 南シナ海で中国とベトナム、フィリピンが領有権を争っている。国際司法裁判所の判断によって、中国は敗訴したが、まだ、争いは収まりそうにない。日本の最南端の沖ノ鳥島の問題もある。中国がこれは島ではないといって難癖をつけている。ロシアとの間には北方四島の問題、韓国との間には竹島問題、中国との間には尖閣諸島の問題などがある。領海にかかわる問題は多い。


 すっきりと収まり、海を隔てたお隣同士が仲良くする日が来ることを願う。

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