日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

日本人横綱!

 若乃花以来、19年ぶりに日本人横綱が誕生するという。今場所初優勝した大関稀勢の里がたった一度の優勝で横綱になるらしい。


 今場所の相撲は、だいたいニュースで見たいたが、どうしたのだろうか。白鳳にかつての強さが見られない。もろい負け方が多い。稀勢の里もそれほど強いとは思わなかったが、周りがころころと自滅していったように見えた。


 横綱に昇進するには、これまで、2場所または3場所の成績を見て、二場所連続優勝、あるいはそれに準じるような成績の時、昇進してきたように思うが、今回はどうなのだろうか。昨年秋場所10勝5敗、九州場所12勝3敗、そして、今年初場所14勝1敗という成績だ。3場所通算36勝9敗というのは、これまでの横綱と比べてそん色ない。ただ、何か無理やりに横綱にしたような気がしてならない。


 これまでの横綱を見ると1990年旭富士、1993年曙、1995年貴乃花、1998年若乃花、1999年武蔵丸、2003年朝青龍、2007年白鳳、2012年日馬富士らは全員2場所連続優勝だった。2014年鶴竜は準優勝と優勝だった。それに比べると、少し疑問符が出るが、そこはおそらく日本人横綱がどうしても必要だという相撲協会の意向もあるのだろう。少し強引にでも横綱にということか?心配なのは、稀勢の里が横綱の重責に堪えられるのかということ、それと四横綱全員が重責を担えるのかということだ。


 それにしても、今の横綱、白鳳の弱さが際立ってきたのは、峠を越したのだろうか、またほかの横綱鶴竜、日馬富士があまりにもふがいない。横綱は圧倒的な強さを示さなければならないのに、これからは4横綱そろってだらしない結果に終わるようなことになったら、大変だ。横綱の権威が下がるかもしれないということが心配だ。杞憂に終わってほしいものだ。

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