大晦日、買い物はすでに済ませ、テレビをつけるが、どのチャンネルもつまらぬ番組ばかり、見たいものはなく、見たくないものだらけ！電源を切る。

　人をだまして「どっきり大成功」なんていうのもばかばかしい。騙される人も視聴者も馬鹿にしている。笑えない。それに、パンツ一丁のおじさんなんか見たくないよ。パンツ一丁で芸をするタレントと言えば、数人いるが、オリンピックのレスリングで、コーチがパンツ一丁になったのもいただけない。

　タレントたちが大喜びして馬鹿笑いしている姿を見ていると、情けないと思う。馬鹿さ加減を売り物にしていつまでも芸能界にしがみついているタレントや、おバカさんを売りものにしている尊敬語も使えない若いタレントなんかをいろいろ見て、番組表を見て、電源を切る。最近こんなことが多い年末だ。

　紅白歌合戦もどっちが勝とうが、どうでもいい。第一嫌いな歌手がいっぱい出てくるから最近見なくなった。報道番組はよく見るが、報道番組にしても、年末になると、今年一年の事件簿みたいなものに変わり、どこでも同じような内容が繰り返されている。

　CMなんかも見たくないものが多い。競馬、競輪、オートレース、パチンコ、宝くじ、車、保険、酒、携帯、それに、番組宣伝。とにかく、うるさくて、しつこいCMが増えているような気がする。この中で携帯とか酒は嫌いではないが、CM見ると、うるささに嫌気がして飲みたくなくなる。

　みんな大晦日をどう過ごしているのだろうか。一日中テレビをつけて、笑っているのだろうか。笑う門には福来るというが、下品な笑いに福が来るとは思えない。どうも世間の好みと自分の好みがどんどんずれて行っているような気がする。これはもしかしたら、親譲りの天邪鬼かなとも思うが、やっぱり嫌いなものは嫌いだ。