福岡県飯塚市の市長と副市長が勤務時間中に賭けマージャンをしていたというニュースを聞いて驚いた。一般市民が賭けマージャンをしていてもニュースにならないが市長と副市長だったら、ニュースになるというだけでおかしいと思う。

　いずれにしても、違法カジノをしていたら、取り締まるのが警察だ。だが、この賭けマージャンを取り締まるというニュースではなく、市長がマージャンをしていたというのがニュースになっているのだ。何かおかしくないだろうか。市長だろうが誰だろうが、賭けマージャンをしていた人と、させていたマージャン店を取り締まるほうがまず重大な問題ではないだろうか。

　日本はおかしな国だ。賭け事をしていても、パチンコとマージャンにはあまり厳しくない。だが、違法カジノには厳しい。その上で今度は公営カジノを作るという。ギャンブル依存症の人たちの苦しみを助長させたいらしい。愚かな「放置国家」だ。

　そもそもカジノもパチンコもマージャンも競馬も競輪もオートレースもすべてギャンブルだ。それを緩やかにあるいは公的に認めながら、時々一部を厳しく取り締まる警察ってどういうことだろうか。ヤクザの資金源になるものだけを取り締まるというのがおそらく本音だろうが、しかし、根本にある重要な問題はギャンブルにのめりこんで罪を犯す人をなくすことではないだろうか。
　
　今、ぼくは政府に自治体に求めたい。飯塚市の市長と副市長を逮捕してほしい。それとそのマージャン店を営業停止にしてほしい。ギャンブルをこの世からなくしてほしい。それが、ギャンブル依存症の人を少しでもなくす手段となるからであり、日本を今以上に平和な国家にする方法だからだ。