水鳥!
水鳥たち、全部で16羽ほどいたと思うが、数羽が潜って餌を取る。
その間、残りは待っている。
かと思うと、水面に上がった数羽を残して、残りの数羽が潜る。
これを繰り返す。
時には一羽も見えないときがある。
自然界の中で自然に身につけたのだろうか。代わる代わる水に潜るやりかた。
それとも、見よう見まねで身につけたのだろうか。
これは例えば、人が自然にあるいは見よう見まねで身につける。
マナーのようなものか。
そう思うと、水鳥たちがうらやましく思える。
人間は自然に身につけたやりかたで人を傷つける。
水鳥たちも他を傷つけるかもしれないが、
それは自然のままのやり方だ。
人類は違う。
自然というよりもどこかずるさを身につけた人のやり方。
あるいは自己中心の得手勝手なやりかたでルールを破る。
自然界のルールはどうなっているのだろうか。
人間も自然界の一部。
人間はこの世界で自然界のルールをちゃんと守っているのだろうか。
世界を自然を破壊する人間たちに不安を感じる。
自己の所属する人間に不安を感じる。
これは自然界の内部告発だ。