日々是好日 - Seize the Day

煩悩だらけで無力で、罪深い人間の戯言です。

下種の謗り食い

 日本で「ゲスの極み乙女」とかいうグループのリーダーが下種な話題で世の中をにぎわしているが、名実ともに下種な話題だ。アメリカでもゲスの大統領候補が話題になっている。心根の卑しい下劣な男が共和党最終候補にまで登ったこと自体信じがたい。


 日本ではくだらない番組が大手を振っている。品のない番組、まさに下種の番組が人気を取っている。「ゲスの謗り食い」という言葉があるが、まずいまずいと言いながらたくさん食べるようなもので、くだらないものほど流行する。もしも、あのゲス大統領候補が本当に大統領になったら、これも下種の謗り食いと言えるだろう。


 以前、「国民の民度以上の政治はない」ということを聞いたことがある。それなら、国の民度を知りたければ、大統領や首相を見ればわかるということだ。都民が選んだ都知事を見れば、東京都の民度もわかる。どこかの県会議員が白紙の領収書を受け取り、そこに自分たちの都合のいい金額を書き入れていたという話を聞くと、その県民、市民の民度が低いということになる。


 ただし、大統領を選ぶ民度はその時代の傾向も反映している。例えば、フィリピンの大統領は下品な言葉を使いアメリカ大統領を非難したりしていて、確かに品がないようにも見えるが、フィリピンの麻薬を撲滅してほしいという国民の民意を反映したものだろう。ゲスの大統領候補をあそこまで押し上げたアメリカ国民はと考えると、移民を嫌う排他的な傾向にあるということだろうか。

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