学べる喜び!
サッカーのドイツ人監督が日本の高校でサッカーを教えた。ある日、明日は休みだと言ったら、選手たちかみな喜んだそうだ。ドイツ人監督は不思議に思った。サッカーができないことをなぜ喜ぶのだと?
ぼくは今、日本語学校で留学生たちに日本語を教えている。学生たちに明日は休みだと言ったら、学生たちはみな大喜びだ。ぼくはいぶかしんだ。勉強できないことをなぜ喜ぶのか?学べることを喜ばないのか。
かつての日本社会もそうだったが、未だに女性が学問をすることを好ましくないとしている社会があるようだ。ノーベル賞を受賞したマララ・ユスフザイさんは学問をしたいと言って、銃で撃たれた。ぼくも世界もいぶかしんだ。学問をしたいということが罪になるのか?
学問は人生の光になる。学問ができることを大いに喜ばねばならない。だが、日本の少年たちは喜ばない。外国人留学生さえも学問ができることを喜ばない。何故か不思議でならない。学べることの喜びを奪ったのは誰なのだろうか?